マンションライフを快適に259
今回は、給水方法 その5 から進めて行きます。
給水管
水道局→止水栓(水道局からの水道供給される水道を止める)→埋設配管→止水栓(受水槽に入る水を止める)→止水栓→1次側水道メーター→受止水栓→水槽・給水ポンプ(直結の場合ない場合も)→埋設配管→配管→止水栓(縦系統を制限させる為に止水栓)→配管→各住戸止水栓→各子メーター→専用部分配管→各機器と順に進んていきます。
※文字が太くなっている所は1次側(水道局側)です。
1次側水道メーターまでが、水道局の管轄となります。
従って、敷地の所有権と、水道管の所有権(敷地内に止水栓・水道メーターは入っている)ので、敷地に入る段階で分けるではなく、水道は止水栓・水道メーターまで)となります。
埋設配管
文字通り、地面下に埋めてある配管です。
専用ピットが設けられ、メンテナンスがしやすくしているマンションもあります。
埋設の深さは、土被りから(舗装、その他の仕上げがしている場合、その下の土部分から)、歩行する場所で30センチ以下、車の通る場所で、60センチ以下が基準となっています。
配管の種類
ビニルライジング鋼管
硬質塩化ビニル管+鋼管+硬質塩化ビニル管となる埋設専用の配管。見た目で分かりやすい様に、外部が青色となっている事が多い。
接続、エルボ(曲げる)には、専用の切断・ねじ切り機を使用し、上水用の防食シール材を使用し接続します。
水道用ポリエチレン二層管
耐久性のあるポリエチレン管のため柔軟性があり、可とう性があるので取扱が容易であり、土壌に対しても腐食の恐れがないとの事です。
樹脂ライニング鋼管
内部が硬質ポリ塩化ビニル管で、耐久性、耐薬品性に優れ。強度が鋼管で、長いスパンも可能との事。
また、散水栓等の配管によく使われるのが、
水道用硬貨ポリ塩化ビニール管
塩ビ管
せん断、衝撃にもつよく、耐久性にもすぐれ、施工も簡単な事から多様される最も多く使用される材料となります。
配管同士・エルボを接着剤で取り付ける、施工が簡単なため、以前は室内配管にも多様されていた材料です。
耐衝撃性塩ビ管
塩ビ管よりさらに耐衝撃性がよくなった商品です(配管の色が塩ビ管と違い、わかる様になっている)
配管同士・エルボも、塩ビ管同様(耐衝撃性塩ビ管専用の物があります)に施工しやすいが、塩ビ管より高価となります。
次回は、給水方法 その6 から進めて行きます。