マンションライフを快適に167
今回は、給水方法 その3から進めていきます。
ゾーニング
各住戸配管内の水圧を0.3~0.4Mpa以下に抑える。
なぜ、その様にするかですが、各住戸でウォーターハンマーと言う症状が起こる場合がある為です。
ウォーターハンマー
住戸で水・お湯を使用した際に、特に水・お湯を出した状態から閉める時に、配管内の水が揺れ「ガコン」と音がなる場合があります。
このウォーターハンマーは、配管内水圧0.3~0.4Mpa以下で抑えれば、起きにくいと言われています。
減圧弁
各住戸の水道子メーターまでは、圧力を出し供給し、行きわたらない事を防ぎ、各住戸には、減圧弁で圧力を低下させ、住戸内の水道配管を守り、安全に提供できる水・お湯を届けています。
パイプスペース(メーターボックス)内に、水道子メーター横に円盤見たいな物が付いています。それが減圧弁です。
皆様の水道にも、減圧弁が付いています。
よく、シャワーの出が悪い。水の勢いがない。とおっしゃる方もおられます。
一般住戸と比べると、やはり、水の出が少ないと感じます。
また、上階・下階でも圧力が違う事もあります。
減圧弁の調整
「ガコン」と音鳴りがする近くの機器に、減圧弁を付けたり、パイプスペース内にある減圧弁を調整したりします。
ウォーターハンマーを経験しないと「減圧弁が調整出来るんだ。」と思った経験があります。
減圧弁のシールを剥がして、調整する事で圧力が変わるを経験した事があります。
ウォーターハンマーがある場合、1日で解決する事が少なく、何回か試して解消される場合や、音鳴りが小さくなり、毎日聞いていると騒音でなくなり、業者が来るのが煩わしくなる場合もあります(線路の近くに住み、電車の通過が気にならなくなるのと同じ)。
付いている場所は、皆さんの子メーター後に減圧弁が付いています。
減圧弁はその場で調整する物でもなく、製品が届いた時点で適性な減圧になる様になっています。
1棟に対して数戸、ウォーターハンマーが出る場合があります。
住み初めて、「ガコン」と音がなる様であれば、新築の場合、すぐに建設業者・デベロッパー・設備業者に見てもらいましょう。
中古物件の場合は、設備業者に見てもらって下さい。
次回は、給水設備 その4から進めていきます。