高知県の住宅用太陽光発電の補助金制度について
住宅用太陽光発電システムのコスト回収
住宅用太陽光発電システムのコスト回収は「節電」と「売電」が柱です。
システムを設置した場合、一般的には発電量の40%を家庭で消費し、残り60%が売電になるという調査があります。
この調査に基づいて、年間推定発電電量を4000kwとして計算してみましょう(単純化するため小数点は省きました。また、数値はシステムによっても違ってきます)。
さて、10年間で節約できる電気料金は、電気料金を1kWh=24円として、
年間推定発電電量4000kW×24円×40%×10年=38万4000円。
一方、売電のほうは、売電料金を1kWh=33円(平成27年度)として、
4000kW×33円×60%×10年=79万2000円。
「節電」と「売電」を合わせると、10年間で回収できるコストは117万6000円ということになります。20年間では約235万円です。
回収期間の目安について
JPEA太陽光発電教会では、回収期間について「一般に10~20年ぐらいで元が取れると言われていますが、設置条件やライフスタイルなどによって異なります」としています。
また、「償却期間を縮めるには、自己消費分の電力を減らして、売電量を増やすことがポイント。新築であれば高断熱・高気密住宅にする、省エネタイプの機器を使う、昼間と夜間の電気料金が違う『時間帯別電灯契約』にする、ことなどが有効です」というアドバイスを行なっています。上記の計算でも、維持費などを含め10~20年ぐらいでコスト回収ができるということになりますね。
今後のライフプランを踏まえたシミュレーションのすすめ
しかし、10~20年後にコスト回収がはかれるとしても、大切なのはライフプランを踏まえたシミュレーションを行うことです。お客さまの年齢、家族構成、将来の生活スタイルを考え、暮らしに合ったプランを練る必要があります。
たとえば、私たち「ライフラインサービス」のお客さまの中には、将来のオール電化を見越して住宅用太陽光発電を導入されたご家庭もあります。
ただ、そうは言っても、システム導入に際して考えなければならないことはたくさんあり「面倒でよくわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときは、ぜひ当社にご相談ください。お客さまと一緒に、将来の快適な省エネ生活を考えたいと思います。