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山崎貴修(やまさきたかのぶ) / 住宅建築コーディネーター

(株)ライフラインサービス

コラム

住宅用太陽光発電システムの維持費用はどれくらい?

太陽電池モジュールの定期点検

住宅用太陽光発電システムには、ある程度の維持費がかかります。

太陽光発電システムにとって最も大切なのは、屋根の上にのっている太陽電池モジュール(太陽光パネル)ですが、メーカーの製品改良が進んだ現在、製品寿命は20~30年と言われます。

ただ、地震があった場合などに配線関係に不具合が生じる可能性もあります。そのため定期点検が大切です。

資源エネルギー庁の資料では定期点検は4年毎に1回以上、1回あたりの費用は2万円程度が一般的となっています。

また、同じ資料で、住宅用太陽光発電システムは実態として、稼動20年としていますから、定期点検は20年間に5回。すると、定期点検費は20年間で2万円×5回=10万円となります。

パワーコンディショナーと電力モニター

太陽電池モジュールとともに重要な機器が、パワーコンディショナーです。

耐用年数は10~15年と言われています。パワーコンディショナーは、太陽電池モジュールとは違って、経年による機械的な摩耗などが生じ、ある程度の期間が経つと交換の必要があるわけです。

ただ、現在、ほとんどのメーカーが最低でも10年間の保証をつけていますから、10年以内での故障なら無償で交換してもらえます。

資源エネルギー庁の資料では、住宅用太陽光発電が稼働する20年に一度はパワーコンディショナーの交換の必要があり、その費用は平均20万円とされています。

一方、電力モニターは10年ごとに新しいものに交換する必要があります。これは計量法で定められているためです。
ただ、売電メーターはご家庭の負担になりますが、買電メーターは電力会社が負担します(電力会社によって異なります)。売電メーターは1万円~2万円程度で交換することができます。

住宅用太陽光発電システムの維持のために

さて、住宅用太陽光発電システムの維持費ですが、
20年間稼動した場合の太陽電池モジュールの定期点検費10万円+パワーコンディショナー交換費20万=30万円。

それに10年ごとの売電メーター交換費(1回2万円として)2万円×2回=4万円。すべて合わせると20年間で34万円になります。

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