ギリギリプロジェクト その2

掛水真一

掛水真一

テーマ:浄化槽設備工事

【同時はセーフでしょ!?】の巻き

さて、いよいよ本番

本日の浄化槽180kgの搬入コースはこれだ!


まずは浄化槽が通らない通路の反対側のどんつき


右のお家の駐車場を通ってこの幅3mの水路を渡る



渡り終えたところ(奥)からこの通路を通るのだが


ここに最大の難所あり!
右側の塀が終わる少し手前の幅は980mm
今回使う浄化槽の幅は・・・980mm えっ?

本当に同じなら通らんろうけど、980mmは浄化槽の上下の継ぎ目のつばだけで
厚さは1cmもないので・・・なんとかなるやろ( ̄▽ ̄;)

野球でも同時はセーフなのでピッタリ一緒ならセーフですよ( ̄ー ̄)


と言うことで、そこがセーフならあとはすでに扉を一旦撤去しているここを通って中庭へ


さて、クイズ980mmの壁を抜けたとして次の難題はどうやって吊りこむか


前回の手掘りの浄化槽で吊り込んだ時は屋根があったので高さがなかって苦労したけど
今回は外なのでその心配はない

ただし、どうやって門型を組むか

単管パイプはレンタルしてこないといけないので、借りてきて組んで足りなかったでは大きなロスが生じる。単管の長さの組み合わせ、クランプの数など頭の中で考えていても出来上がらず嫌になった(。-`ω-)

で、考えたのが木材。こっちは手持ちがあるし、長ければ切ればいいしってことで、その組み合わせを考えて昨日の晩に持ってきて長さが足りるかどうかだけ試そうとしたけど、外した扉の箇所をコンパネでガッツリ養生されていたというのが昨日のオチ<(_ _*)>



この状況で夜にインパクトで「バリバリッ」って訳にはいかんので、すごすご帰ったんです


で、当日材料をあてがいもって組んでみると

意外にうまくいって、持ってきた材料で何とか形になった



さて、次は水路を渡る橋を架けます。最低限の材料で、かつ安全マージンはとってます




渡ったところからは、この台車に載せてぴっぱると押すで運搬
なんせ浄化槽の幅しかないので二人並んでは持ち上げることができないので



そうこうしていると浄化槽が運ばれてきました。ついに本番です


「頼んでもいないのにポーズをとる営業マン」



荷台からどうやって降ろすかなんて全く考えてなかったけど、みんな勝手に段取りしてさっさと荷台から降ろし始めました



『俺は記録係やき頼むわ』と言って、カメラを回したり写真を撮ったり


するといきなりピンチ

水路を渡ったところから通路まで下りるところに戸袋があり当たりそう(゜Д゜;)



しかしカメラを回している監督は冷静だ
『戸袋ギリギリまできたら前に来もってケツを振ってー!ドリフトしてー!』

よっしゃクリア!



次のステージは台車ゾーン



台車に載せてワイヤーを引っぱるが一向に動かない。

どうも車輪が土にめり込んでいるようだ


『しまった!通路に板を敷く予定だったのができていない』


カメラを止めて板を持ってきて敷くもなかなか後輪が板に上がらない

『一回下がってや』

一度下がってから台車を板の上に載せワイヤーを自らひく

しかし板と板との間で車輪が落ちてまた動かなくなった



「もうこのまま持って行こうや」という声が上がる

『持てるかえ?横に出れんに』

「行ける行ける」

と言う声に、台車を引っぱるのをやめてまたカメラを回す



浄化槽の前後に体があるのでヨチヨチ歩きで進んでいく


そしてついに980mmの壁に迫る





「ガリッ」

『あ、詰んだ』





ピッタリ一緒は野球ではセーフでも、ここではアウト

いや、マジでギリギリ通る方のネタで行きたかっただけに

実際アウトになると一瞬頭が白くなってしまった:(;゛゜''ω゜''):




もちろんつづく

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Mybestpro Members

掛水真一
専門家

掛水真一(浄化槽設備士)

高知グリーンプロジェクト株式会社

浄化槽設置工事、下水道接続工事を専門としながら、水道工事、水まわりリフォーム全般に対応。高知の自然環境を守る企業として、一貫して作業に携わる現場重視のスタイルにこだわり、顔の見える技術提供に努めます。

掛水真一プロは高知放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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