ピンチ!!バックホウが・・・!?
前回触れました、令和4年度最後の浄化槽補助金工事は・・・無事に終わりました\(^o^)/
報告?が遅い!
しかしこれが、浄化槽工事業の登録、
高知グリーンプロジェクト(株)
登録番号 高知県知事(登-03)第175号
登録年月日 令和4年2月21日
として最後の工事になってしまったのです。
では、遅くなったお詫びとしていつもの文章とは違う小説風?
にしてみましたのでお楽しみください!?(・´з`・)
令和5年3月10日金曜日。今年度最後の工事の許可がおりた。実績報告の期限は3月20日。
ということは、それまでに工事が全て完了しているのはもちろんのこと、その工事の報告書を全てまとめた書類の提出日までに11日しかないということだ。
しかも浄化槽設置予定日である3月13日の天気予報は雨。この現場は浄化槽を先に設置してからでないと非常に効率が悪い。創業以来、土、日、祝には現場を入れたことはなかったが、さすがにこの状況では11日の土曜日に浄化槽を設置する以外選択肢がないように思えた。
雨でも設置工事をできないことはない。しかし、それはわざわざリスクを冒すことになる。どうするべきか・・・悩んでいると従業員から「明日やりましょう!」と声が掛かった。やるのはいいが、給料の締めを考えると代わりの休みを与えることはできない。
『けんど、代わりの休みはないぞ』「構いませんよ!その分はいつももらってますから!」
本当のことか、そうであって欲しいのかは別として土曜日に工事をすることに決まった。
設置する場所は、以前別の業者に無理と言われた場所であったようだが、一丸となったグリーンプロジェクトにとっては、そんなことは問題にすらならず11日は順調に工事を終え、早めに引き揚げた。
週明けの3月13日月曜日
施主さんは足が悪い。工期を考えると、トイレも早く解体したいところだが、1日でも仮設トイレの使用をしなくて済むように、解体は月曜からにした。
当初トイレ内の工事は、床と間仕切り壁跡の補修の予定だったが、解体してみて思った。
『これは、満足のいくトイレには生まれ変われない・・・』
せっかくトイレが汲み取りから水洗に変わったのに、いまいち喜びが少ない施主さんに共通していることがある。それは、トイレの内装を前のまま残した家だ。
浄化槽工事は大工事である。何があるかわからない土の中に排水管を勾配をとって埋めていく大変な工事である。だが、終わってみれば施主さんに見えるのは浄化槽のフタと配管の点検フタ、補修したコンクリート。そしてトイレである。
トイレは、トイレ器具が変わっただけではあまり違いがわからない。さすがに和式から洋式になれば変わったとは思うが、それでも感動は少ない。これはトイレ器具の交換でもそうである。いくら最新式のタンクレストイレになっても、トイレ空間自体が変わらないと感動は半減、いやそれ以下だ。
せっかくリフォームするのだからできれば、トイレは部屋ごときれいにしたい。
だが、グリーンプロジェクトのお客さんの頭はまずは水洗化なのだ。
トイレだけの水洗化だけではない浄化槽工事には見えない所に費用が掛かる。
それに上乗せして、「せっかくだからトイレも全体をきれいにした方がいいですよ!」とは強くは言えないのである。
しかし、あまり感動のない完成が見えてしまったまま進めることは、いくらお客さんが選んだこととはいえ後悔が残る。
そこで想いの丈を施主さんにぶつけてみた。
すると施主さんは「ほな、やってもらおうか」『あ、ありがとうございます!』
本当にありがたいことだ。施主さんは工事もよく見てくれていた。
そういうお客さんは、こちらの言うことを信じてくれる。もちろん費用は膨らむのだがこころよく任せてくれるのだ。
その期待に応えるため、自分たちの手間をかけ、なるべく費用はかけないようにする。追加の費用以上のものを提供しないとそこに感動はない。もともとはトイレの内装には無頓着だったのだからなおさらだ。無駄に豪華なトイレにする必要はない。
すぐに、大工さんに追加の工事を依頼する。予定を変更してくれて何とかしてくれた。あとは、大工さんの手間を省くために細部まで解体撤去作業を進めておく。費用はかけないで、自分たちの手間をかける。お客さんの期待に応えるために。
できあがったトイレを見て施主さんは、
「やってよかった。入院しちゅう妻がもんたらびっくりするろう」
と、喜んでくれた。それを聞いてグリーンプロジェクトの誰もが⦅こちらこそ、やらせてもらってありがとう⦆と思ったに違いない。
追加工事をしたトイレの壁。
入った正面の壁には、控えめながら緑のクロスが貼られていた。
え?最後の工事ってのはどうなったの?って思いますよね(;^_^A
緑のクロスのくだりがあまりにも見事に締まったので、そのまま終わっちゃいました( ´艸`)
ということで次回予告
「新たなる旅立ち」ということでお届けいたします。
(また書きながら内容が変更する場合がございますがご了承下さい)