家を購入する流れ。家の種類で異なる手続き方法と費用
住宅を購入したい場合に、頭金を貯めなければと考えられる方は多いと思いますが、今のような低金利の時期に頭金を貯めても損する場合があります。頭金は購入資金の20~30%必要とか、諸費用の分も貯めておきましょうというアドバイスもありますが、まずは今ある貯金で購入できるかどうかを確かめてみるのが良いでしょう。
欲しい土地や建物の金額を確かめ、諸費用の金額を概算する
まず初めにすることは、欲しい土地や建物の金額を調べましょう。自分たちが住みたい地域の土地の相場、欲しい広さの土地を買えばどれくらいの金額になるのかを不動産情報誌やインターネット、その地域の不動産屋さんに聞いて調べます。
そして、欲しい建物の金額を確認します。住宅展示場や工務店で話を聞き、自分たちが建てたい建物、間取り、広さ、希望の設備などを選ぶといくらになるのか見積りを出してもらうといいでしょう。
その後、土地と建物の金額以外にかかる諸費用を計算します。注文住宅なのか、建売住宅なのか、マンションなのか、中古を買うのかによって変わります。
注文住宅の諸費用は、土地と建物を合わせた金額の10%程度を目安にします。
住宅ローンの返済額を計算する
土地と建物と諸費用の金額がある程度計算できたら、そこから借りる必要のある金額を割り出します。土地と建物と諸費用の合計から、準備できる頭金の金額を引くだけです。
例えば、土地と建物と諸費用を合わせた金額が3300万円として、頭金を300万円出せる場合、3000万円が必要な借入額になります。
3000万円をフラット35で借りた場合、返済額いくらになるかを計算しましょう。
金利例2%、返済期間35年、ボーナス時加算なしの場合、毎月返済額は約10万円になります。
キャッシュフロー表を作り、計算した住宅ローンの支払いが可能か判断を
計算した住宅ローンの返済額を、問題なく35年間支払いが可能かどうかを考えます。住宅ローンの返済が始まると、今までの家賃がそのまま住宅ローンの返済額になるだけではなく、固定資産税の支払いも始まります。
購入後すぐの返済は問題がなくても、将来的に子どもが増えた場合などに問題なく返済できるでしょうか。それを確かめるためにはキャッシュフロー表を作成し、将来的な収入と支出の推移、子どもの教育費などを具体的に洗いだし、きちんと住宅ローンを払っていけるのかを確認しましょう。
注意点は、払っていけることはもちろんですが目的目標を持って貯蓄を並行していくことですが、多くの方が見落としがちになり、いつまでもお金に対する不安が減少しないことです。
そのためにも、老後までを見据えた資金計画をファイナンシャルプランナーに相談しながら立てていきましょう。
この手順を行ってやりくり可能とわかれば、安心して家の購入を進めることができます。
➢ 家を購入しようと思ったときに最も重要な“資金計画”
➢ 家を購入する流れ。家の種類で異なる手続き方法と費用