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家計診断、食費の割合はどのくらいが適当?

由籐久和

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テーマ:家計診断で家計の見直し


ご自分の年収に対して、どれくらいを食費にかけるべきかご存じですか?
所得が多くなるとエンゲル係数は低くなり、所得が低いとエンゲル係数は高くなりますが、各世帯によって「外食が好き」「有機野菜など食材にこだわりたい」などライフスタイルや嗜好によってエンゲル係数は変わるので一概にはいえませんが、およその目安をご紹介します。

日本の食費の平均は1カ月5万3000円。食費は4万~5万円に

食費は、給料から税金を引いて最終的に手に入る手取り収入の概ね15~20%を目安にすると良いといわれています。手取りが30万円とすると、食品は4万5000円ということになります。

2005年の総務省の家計調査によると、年収442万円までの1カ月の食費の平均は4万2000円、収入が一番多い944万円以上の1カ月の食費の平均は1カ月6万6000円でした。

収入が3倍近く違っていても、食費は約1.5倍しか変わりません。収入が多いからといって、その分たくさん食べるわけでもありませんからね。日本の食費の平均は1カ月5万3000円でした。

各家庭によって収入や食費へのこだわり、ライフスタイルの違いはありますが、食費を4~5万円に抑えることで家計の収支バランスは取れると思います。3万円以内に抑えていればかなり優秀ではないでしょうか。

食費を抑えるには外食を減らして安い食材で自炊する

食費を抑えるには、まず外食を減らすことが一番の近道です。そして、安い食材を購入して自炊すること。食費を1カ月4万円として、5週で割った8000円を1週間の予算として買い物を行います。

そして、スーパーに買い物に行く回数は週に1回だけにすることが無駄遣いを抑えるコツです。スーパーのチラシには日替わりの特売品が掲載されていますが、お目当ての特売品以外にも余計なものを買ってしまっては元も子もありません。買い物の回数を減らすことが大事です。ネットスーパーを利用して、必要なものだけを購入するというのも賢い方法です。

どうしても外食をしたい、気分転換も必要であれば、食費と外食費を別にして月にいくら外食に使っていいかを決めておきましょう。

嗜好品は買いすぎない。作り過ぎや忘れてしまって無駄に捨てない

いくら野菜や肉を安く買えても、晩酌用のビールや日本酒、子どものおやつ、風呂上がりのアイスクリーム…当たり前のように購入していませんか?

食材も買い過ぎて冷蔵庫で干からびていたり、賞味期限が過ぎてしまったりしていませんか?

まとめ買いする時にメニューを考えておく、冷蔵庫にある物をメモしておく、手作りレシピを増やすなど、お金を無駄に使わないように見直す所や工夫する所がないか常に考えてできることを実践していきましょう。

共働き夫婦の家計のやりくり、適切な支出の割合は?

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由籐久和
専門家

由籐久和(家計プランナー)

ファイナンシャルプランナー FPライフ

家計診断、貯蓄計画、保険、住宅取得、住宅ローンなどを家計から判断し、ベストな選択肢をアドバイスする家計プランナー。実行サポートまで対応する。高知を応援する月刊誌で家計の未来予想図として連載中!

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