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由籐久和

家計に適した住宅取得・住宅ローンや保険を提案するプロ

由籐久和(ゆとうひさかず) / 家計プランナー

ファイナンシャルプランナー FPライフ

コラム

家計診断で将来の聞に危機に気付けるのは50代が最後のチャンス!

2016年4月30日 公開 / 2016年11月24日更新

テーマ:家計診断で家計の見直し

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: 退職 手続き退職金制度 導入


50代は家族のライフイベントが重なり、貯蓄が右肩下がりに消えていくことがよくあります。これは贅沢をしている家庭ではなく、普通の暮らしをしている家庭で起こっているのです。早めに気付いて早めに手を打てるのは、50代が最後のチャンスです。

退職金の減額や子どもの結婚資金など貯蓄残高は急降下する時期

50代になると、退職金をあてにして定年後はのんびりしようと考えている人が大半ではないでしょうか。ですが、現実的に貯蓄額や住宅ローンの残高によっては、そうもいかない危機が潜在的に待ち構えています。

子どもの大学進学に掛かる教育費、遠方のエリアの大学の場合は一人暮らしする場合の生活費が掛かります。子どもが結婚する場合やマイホームを建てる時の費用をサポートしたり、孫が生まれた時のお祝いをしたりなど、現在はなくても将来的に必要な支出が増えてくるのです。

キャッシュフロー分析を行うと、退職金を2000万円あるとの見込みでも、60代半ばには貯金が尽きてマイナスになる場合があります。贅沢をしているつもりがなくても、現実はのんびりした老後どころではありません。

50代ならまだ間に合う。60歳以降も働く決意をする

60代半ばでマイナスになる家計の場合、50代で気づいたら、いくつかの改善策があります。

例えば、ご主人は60歳以降も働く決意をすることです。一度リタイアして60代半ばから仕事を探して見つけるのは至難の業です。50代から60歳以降も働くつもりで動いているのとでは雲泥の差です。

また、奥さんが専業主婦の場合は、50代から働きにでることで収入を増やすことができます。
ほかにも資産運用や投資の勉強を始めるなど、お金を増やすためにできることを考えることが大切です。

予想外の支出を極力減らすためにできることを実行していく

お子さんが就職して独り立ちしていれば、家計も縮小しているので見直して支出を減らしていきましょう。大学生の場合は奨学金の利用をしてもらうという手立てもあります。
また、50代になると親が急に倒れて入院し、要介護状態になるという事態が起こる場合もあります。
親が健康でいてくれることが一番ですが、もしもの場合に慌てないために、どうするのか兄弟姉妹や夫婦で話し合っておくことも大切です。
これから起こりうる支出について、きちんと対策を考えて備えておきましょう。

家計診断で老後破産回避!

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