生命保険の請求時に困らない為にしておくこと
「この保険、やめたいんですけど…親戚の“保険のおばちゃん”に頼まれて入ったので、言いにくくて…」
──こんなお話、実は本当によくあります。
保険の見直しに来られる方の中には、「知人や親戚に頼まれて」「断れなくて入った」という方が少なくありません。そして、内容もよく分からないまま、毎月の保険料だけが引き落とされている──というケースも多いのです。
月1万円でも、20年で240万円
日本人は「お付き合い」を大切にします。それ自体はとても素敵な文化ですが、生命保険に関しては“情”だけで契約してしまうにはあまりにも高額です。
たとえば、月々1万円の保険を、内容もよく分からないまま20年続けたとしたら…
1万円 × 12か月 × 20年 ＝ 240万円
これはコンパクトカーが1台買える金額です。お子さんがいらっしゃるご家庭なら、大学進学時の資金にもなりますよね。
もちろん、保険には保障があります。でも「何の保障か分からない」ままでは、いざという時に請求すらできないかもしれません。
見直し＝今の保険を解約する
ことではありません
実際にご相談くださったお客様には、2つの選択肢をご提案しました。
①今の保険を活かしつつ整えるプラン
②一から見直すプラン
最終的には「①今の保険を活かしつつ整えるプラン」を選ばれ、ご納得いただけたようで、安心した表情で帰っていかれたのが印象的でした。
あのとき、私も実は…
私自身も20代の頃、友人から「頼むき、一本だけ入っちょって」と言われて、断れずに保険に加入したことがあります。（すぐにやめてしまいましたが…笑）その頃は契約内容もよく分からず、ただ毎月、保険料が引き落とされるだけ──そんな状態でした。
改めて思うのは…
「保険に納得して加入する」って、今更ながら本当に大事なことです。お付き合いももちろん大切ですが、それ以上に「この保険、自分と家族に本当に必要かな？」と、一度だけでも立ち止まって考えてみること。
お付き合いで入った保険でも、ちゃんと見直せば、“ただの付き合い保険”から、“自分に必要な保険”に変えていけるかもしれません。
そのきっかけになれば、うれしいですね。
