生命保険の請求時に困らない為にしておくこと
「保険には入っているはずなんですが…どこの会社だったか、思い出せなくて…」
こういった経験ありませんか?
たとえば・・・
「おじいちゃんの保険、どこで入ってるのか分からなくて…」
「通帳を見ると“○○生命”とあるけど、金額が合わない気がする」
「保険証券がどこかにあるはずなんだけど、どうしても見つからない…」
毎日ご相談をお受けしていると、こんなご相談は結構多いんですね。
保険は”いざ”という時に使えなければ意味がありません。「せっかく保険料を払ってきたのに請求できなかったら…」と考えると、やはり早めに確認しておきたいところですよね。
今回は、そんなときに役立つ「確認方法」を7つご紹介します。
西山が確認しやすいと思う順番で並べていますので、上から順にチェックしてみてくださいね。
① 通帳の引き落とし履歴をチェック
まずは、すぐにできる身近な方法から。保険料は月払いもしくは年払いで、口座引き落としやクレジットカード払いで支払われてることが多いです。
通帳をさかのぼってみると、「〇〇生命」といった保険会社の名前で引き落としが記録されていることがあります。一度でも見つかれば、大きな手がかりになりますよ。
② 保険証券の確認
引き出しの奥や、普段あまり見ない書類の束の中に「保険証券」が眠っているかもしれません。
もし見つけたら、しっかり内容を確認し、できれば一か所にまとめて保管し直しておきましょう。将来の見直しのときにも役立ちます。
③ 「ご契約内容のお知らせ」が届いていないか確認
保険会社から毎年一度、「契約内容のお知らせ」が届いているはずです。ハガキや封書で送られてくることが多いため、心当たりがあれば、過去の郵便物をもう一度見直してみましょう。ひとつでも見つかれば、それが契約先を特定するヒントになると思います。
④ 家族や知人に聞いてみる
保険に加入したとき、誰かに相談していた記憶はありませんか?紹介してくれた知人や、一緒に話を聞いていたご家族などに「この保険、覚えてない?」と聞いてみるのも有効だと思います。
記憶は、誰かと共有することで蘇ることも多いので、意外とあっさり思い出せることもありますよ。
⑤ 保険の営業マン、保険代理店やFPに相談
もし、顔なじみの保険担当者やFP(ファイナンシャルプランナー)、もしくは、以前相談したことのある担当者さんがいれば、連絡をとってみるのもひとつの方法です。
過去の相談履歴などをたどって一緒に情報を探してくれることもあると思います。一人で悩まず、頼れる人を活用してみましょう。
⑥ 気になる保険会社に一社ずつ問い合わせる
「たしかこの会社だった気がする…」という予感があるなら、直接その保険会社に問い合わせてみましょう。本人確認の手続きは必要になりますが、契約があれば教えてくれます。
連絡先は各社のホームページなどで確認できます。
▲生命保険協会加盟会社一覧
⑦ 生命保険契約照会制度を活用する(ここが重要!)
最後に、ぜひ知っておいていただきたい制度があります。それが「生命保険契約照会制度」です。
この制度は、2021年7月に生命保険協会によってスタートした仕組みで、認知症の増加や高齢化の進行に伴い、「保険契約が分からない」という事例が増えたことを背景に作られました。
加入している42社の生命保険会社(※2025年7月現在)すべてに一括で照会できる仕組みになっており、確実な保険金の請求や相続手続きのサポートが目的です。利用できるの
・ご家族や親族が亡くなったとき
・認知症などで判断能力が低下してしまったとき
・地震や水害などの災害で証券を失ったとき(災害救助法の適用地域)
など、状況は限られますが、「もしもの時」には非常に心強い制度です。
※通常時は有料(2025年7月現在:WEB申請6,000、書面申請7,000円)となりますが、災害時は無料で利用できる場合もあります。詳しくはリンク先をご確認ください。
▲生命保険契約照会制度
おわりに
保険は「入ったかどうか」だけでなく、「必要な時に、ちゃんと使えるかどうか」が何より大切です。
まずは、今ご自身やご家族が加入している保険を把握することから始めてみましょう。
「保険証券をみても内容がわからない。」
「今の保障内容で大丈夫?」
「たくさん保険に加入していて一度整理したい」
など、保険のことでお困りの場合は、高知駅北口徒歩3分の総合保険代理店「FA高知」まで、お気軽にご連絡くださいね。
それではまた。