センセーショナルな言葉に踊らされる「葬」にかかわる業界。ここはあえてその言葉の裏を考えてみたい。
川崎市多摩区の吉澤石材店、吉澤光宏です。
お墓のお問い合わせをいただく中で、その墓地を確認しないと、お答えできない(あるいは、しにくい)事柄に出くわすことがあります。例えば、作業にかかる費用的な部分についてのお問い合わせが、それです。
不親切じゃないかと、お叱りを受けるかもしれませんね。
でも、これは何も勿体をつけたりしているのではありません。
お墓の広さがわからない、立地がわからない状態では、お墓を作るにも解体するにも、必要経費をはかる材料が全くない状態なのですね。
「普通」という言葉に潜む、相互の認識の差
わりと「普通の広さ」と言っていただくことが多いのですが、この「普通」というところも、実はかなりあいまいというか、幅が広いわけでして…。
周囲に広い敷地のお墓が多ければ、敷地が広くても「普通」になるでしょうし、逆の場合もあるでしょう。つまり、お客さんの考える「普通」と、こちらのイメージする「普通」が、必ずしも一致しないというが起こりやすいわけです。
そうした可能性が大いにあるので、電話だけ(現場を確認出来ているお墓別)でのお問い合わせでは、金額をお答えしづらい理由だったりします。
現場確認なしで言える金額は、かなりの幅がある!
それでも、どうしてもということならば、ある程度の条件下でのお答えはするかもしれません。
ただし、状況によっては、お伝えする数字よりも経費的にかかってしまうことも、ないとは言えません。逆に、そうならないように、かなり余裕を持った金額をお伝えすることになってしまうかもしれません。
つまり、墓地の確認なしで出せる金額は、あくまでも「アバウト」。しかも、それなりに幅があるものだということを、理解しておいてください。
お墓の建立や解体などを検討される場合、ご予算的な部分をある程度しっかり確認しておきたければ、お墓の現状確認は不可欠だということですね。
私のところでは、お墓を見せていただいたからといって、無理な営業などは一切しておりません。必要だから確認させていただくだけなので、どうかご安心ください。