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古今東西“税金のお話”その3

辻村法子

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みなさま、こんにちは。
10月最後の今日も、なんだか肌寒く、朝晩の寒暖の差が激しいことで、体調を崩される方も多いかと思います。基本ではありますが、手洗いうがいで風邪予防が必要ですね!



さて本日は、人間に欠かすことのできない塩に関する税のお話です。
日本でも戦国時代には、塩不足で困窮した武士の話も有名ですが、塩が重要視されていたのは世界各国で共通しており、古代ローマ時代には兵士の給料が塩で支払われていたそうです。塩はラテン語で「サラリウム」といい、「サラリーマン」の語源となっています。そんな生活に身近で重要な塩に課税していた国は他にもあります。


フランスでは14世紀頃から塩に課税を行い、王室の財源としました。その塩税はフランス革命のきっかけのひとつだったともいわれており、王制が廃止されると塩税も廃止されましたが、ナポレオンが皇帝になると戦費捻出のため塩税が復活し、その後1945年まで続いたそうです。
イギリスでは、塩の製造が全面的に禁止され、全面的に輸入に頼らざるを得なかったインドに対し、塩に多額の課税を行い自国の財政赤字を補いました。しかし、「インド独立の父」ガンジーがこの事態に立ち上がり、この専売に抗議する意味で約380㎞を支持者とともに行進し、これがインド独立運動の重要な転換点となったのです。
人にとって、なくてはならない塩に多額の税金をかけることは、あってはならないことですよね。日本でも、財源が厳しくなってきたとしても、国民生活を考えた税であってほしいと思います。



さて、今回の写真は“横浜港シンボルタワー”です。
普段、町の中にいると建物に囲まれた生活になってしまいますが、たまには広い場所でのんびり過ごすとリフレッシュできますよね。
みなさまも、秋晴れで気持ちのいい日には、是非お出かけください(^-^)♪

参考 エヌピー通信社「税理士新聞」

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専門家

辻村法子(税理士)

辻村法子税理士事務所

男性が多い税理士業界の中、女性である強みを意識。クラウドを活用した自計化の活用も含め、積極的な経営支援を約束する。

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