隣地への譲渡を前提とした分筆の注意事項
こんにちは
土地家屋調査士の関太郎です
この度ホームページリニューアルをリニューアルしました。
新しいサイトはこちらです
公差(こうさ)についての質問を頂くことが多いので
公差のシミュレーションができるページを開設しました。
公差のシミュレーションはこちら
公差とは
実際に測量した境界点によって求められる
土地の長さや面積が、
登記簿に記載された面積と比較した時に
許容された範囲の差にあれば、
その境界点は差異があっても同一のものと考えます。
この許容された範囲を、「公差」と呼んでいます。
不動産取引の実務においては、
『(登記簿に記載されている面積と比較して)面積が
公差を超えた場合は、
売主が地積更正登記をする』
という条件が付されている事が多いです。
公差には、「辺の長さ」と「面積」の二つの項目があります。
二つの境界点の長さが10mだったときには、
±0.071m(71mm)の範囲内の長さであれば、許容誤差内ということになります。
面積が100㎡の時には、
±0.816㎡の範囲内の面積であれば、許容誤差という事になります。
シミュレーションページのご案内
これらの許容誤差を簡単に
シミュレーションできるページを
幣所のサイト内に開設しました。
公差のシミュレーションはこちら
使い方について説明させて頂きます。
シミュレーションページを開くと
データ入力する欄が表示されます。
距離と地積の値を入力します。
例えば、登記された面積が100㎡の土地の
面積の公差を求めたいときは、
地積の欄に、100という数字を入力します。
面積の公差だけ求め長ければ
距離の欄は空欄のままでOKです。
最後に計算するボタンをクリックします。
計算結果が以下のように表示されます。
甲一、甲二、甲三、乙一、乙二、乙三とありますが、
甲二に該当する数値を採用します。
(※一般的な市街地が、該当します。厳密な説明は割愛させて頂きます。)
甲二、0.816と表示されていますので
100㎡に対してプラスマイナス0.816㎡が
許容された誤差の範囲内ということになります。
辺の長さに対する公差についての
詳しい説明は割愛しますが
同様に入力して使用する事ができます。
対象とする土地が公差内かどうかということについて
確認したいときには、是非ご活用下さい。