- お電話での
お問い合わせ - 045-225-8974
コラム
確定測量とは?
2022年3月5日 公開 / 2022年6月6日更新
土地家屋調査士の関太郎です。
境界確定測量、略して確定測量について今回はお話します。
不動産の売買契約においては、
境界確定測量が売買の条件として
義務付けられていることがほどんどです。
「売主は本物件引き渡し時までに、
境界確定測量図を買主に交付するものとする」
というような条項が記載されています。
境界確定測量は、文字通り境界が確定している事を目的とします。
例えば、
◆隣接する土地の所有者から境界について承諾を得た。
→境界が確定しています。
それではこんなケースはどうでしょうか
◆隣接する土地の所有者が行方不明
当該部分について法務局に地積測量図が備え付けられている
現地の境界も地積測量図と一致する
→境界に関する状況証拠が完璧に整っているが、地権者が行方不明
確定測量と言えるのかどうか?
確定測量について明確な判断基準を示した
オフィシャルなものは存在しません。
しかし、お客様は「確定測量 YES?NO?」
という単純明快な回答を求めてきます。
こんな時に悩んでしまいます。
確定測量ではないと答えるのが
一番簡単です。
しかし、それではお客様の目的を達成する事はできません。
お客様のご希望、
法に適合する事
後日トラブルが発生しない事
こういったことを見定めながらギリギリの解決策を見出し
お客様にわかりやすく説明する事を心がけています。
関連するコラム
- 確定測量の定義とは 2023-04-15
- 横浜のレッドゾーン(土砂災害特別警戒区域)の測量について 2022-12-26
- GNSS測量の生産性向上と誤差への対策 2018-08-26
- 秘宝の発掘:境界杭とその価値について 2018-08-08
- ADR:神奈川県土地家屋調査士会館境界問題センターの解決策 2019-04-27
カテゴリから記事を探す
関太郎プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
平成31年1月31日に事務所移転に伴い、電話番号が変更になりました。
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。
関太郎のソーシャルメディア