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尺貫法の面積表記【旧】に注意!

関太郎

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テーマ:登記

こんにちは
土地家屋調査士の関太郎です。

下記の登記簿をご覧ください。





事務所のスタッフから質問を受けました。
1行目に記載されている面積の数字が120と記載されていますよね。
2行目には165と記載されて数字が大きくなっています。
「地目変更しただけなのに面積が増えているんですけど
 120が165になっていますっ?おかしくないですか???」
知っている人からすれば、手慣れた事例ですが
良い質問です。

実は、この120と記載されている面積の単位は平方メートルではありません。
601の数字の左に、旧という漢字に〇がしてあります。
これは、尺貫法で面積が記載されているという印なんです。

120という数字は、1畝20歩という面積を意味しています。
 1反=300坪
 1畝=30坪
 1歩=1坪

ここでは、1畝=30坪 + 20歩=20坪 = 50坪
50坪×3.305728512=165.289256㎡
という事になります。

今回の事例では、畑から宅地への地目変更登記に伴って
畑の場合は面積を小数点以下は省略されていたが
宅地になったことによって、小数点以下を表記するキマリ
ただし、尺貫法を平方メートルに換算したうえで、
小数点以下を表記という事がなされたものです。

うーん、言葉で書くとわかりにくい
ご参考になれば幸いです。

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関太郎
専門家

関太郎(土地家屋調査士)

関 太郎 土地家屋調査士事務所

土地家屋調査士業とデベロッパーでの企画を兼業してきた実績があり、広い人脈と土地の資産価値を見極めた測量提案が強み。繊細な境界に関わる測量では、隣接者との関係を重視し、"双方の納得"を大切にしています。

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