「トモイクプロジェクト」 ~共に育てる社会へ

こんにちは、マネジスタ湘南社労士事務所です。
今回は厚生労働省が委託した民間団体が行う「地域若者サポートステーション」についてお話します。
はじめに
「求人を出しても応募が来ない」「若手が定着しない」―そんな悩みを抱える中小企業は少なくありません。
一方で、働きたいけれど一歩が踏み出せない若者たちが、地域には存在します。
その橋渡し役となるのが、厚生労働省が委託する支援機関「地域若者サポートステーション(通称:サポステ)」です。
サポステとは?
サポステは、15歳~49歳の若者を対象に就労に向けた支援を行う公的機関です。
対象は「現在働いていない」「学校にも通っていない」若者たちです。
支援内容は以下の通りです。
- コミュニケーション講座、ビジネスマナー研修
- 職場体験(ジョブトレ)や企業見学
- 履歴書・面接対策
- キャリアカウンセリング、個別相談など
サポステは、働く準備が整っていない若者に対して働く力を育てる場です。
企業とサポステの連携方法
中小企業がサポステと連携することで、以下のような取り組みが可能になります。
| 連携内容 | 概要 | 企業側のメリット |
|---|---|---|
| 職場体験の受け入れ | 実際の業務を体験 | 採用前に適性を見極め、教育コストの低減 |
| 職場見学の実施 | 若者が職場の雰囲気を知る機会 | 企業の魅力を伝えるPRの場に |
| 講座、研修への協力 | 社員が講師として登壇など | 地域貢献・CSRとしての評価向上 |
| 採用支援 | サポステ経由でのマッチング | 求人広告費の削減、ミスマッチの低減 |
期待できる効果
サポステとの連携により、以下のような効果が期待できます。
- 離職率の低下:職場体験を経て入社することで定着率が向上
- 職場の雰囲気の改善:コミュニケーション支援により職場の人間関係が円滑に
- 社員の育成意識改善:若者を受け入れることで社員の指導力が向上
- 企業イメージの向上:若者支援に積極的な企業として認知
まとめ
サポステとの連携は、「即戦力採用」ではなく「未来の戦力育成」です。
企業が地域の若者を受け入れることで、企業も地域社会も変わっていきます。
人材不足の今だからこそ、「育てる」「つながる」選択肢として考えてみてはどうでしょうか。
マネジスタ湘南社労士事務所では人事、労務に関する相談を承ります。
お困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。



