「ほめる」ってどんな風に?(スタッフ)
先週の土曜日、
ものすごい台風がきました。
みなさんは大丈夫だったでしょうか。
当センターは無事でした。
当センターは
お近くの方ばかりではなく
関東の各地からお越しいただいているので、
心配しております。
今回の台風は、
来る前からずっと
猛烈な台風であることや
命を守る行動をとるようにと
メディア等で何度も言われていました。
けれど、そうであっても
「こんなことになるとは思わなかった」方が
多いと思います。
まさか、あの川が氾濫するなんて。
まさか、冠水するなんて。
まさか・・・。
日本は、火山もあり、地震も多く、
台風の通り道になるので
自然災害がとても多い国です。
どんなに発展しても
どんなに技術が進歩しても
自然災害は
いつも私たちの想定を超えてきます。
この数年、
そうして大きな被害が出ることを
何度も経験してきました。
どんなに被害を最小限にしようとしても
準備しても対策しても
被害を無くすことは
難しいものです。
これは、自然災害に限ったことではありません。
私たち人間も自然の中に生きる動物でもあり、
自分の身体や心の状態は
自然のように
コントロールできない部分があります。
心の病も、
いつも私たちの想定を超えてくるのです。
「こんなことくらいで」と思うようなことでも、
心のダムが決壊してしまうことは
ありうることなのです。
これだけ大きく丈夫なダムなら大丈夫、
と思っていても
想定外の状況で起きる感情の台風には耐えきれず
決壊してしまうこともあります。
今回、雨水を貯めきれず緊急放流をしたダムが
ありましたが、
台風が来る前に
溜まっていた雨水を放流して
準備をしていたのです。
心のダムも同じように、
大きな感情の嵐が来た時に備えて、
貯まっているものを吐き出しておくことも
大切なことです。
最後になりましたが、
台風で亡くなられた方の
ご冥福をお祈りいたします。
そして、行方不明の方が
一刻も早く無事見つかることを、
台風で被害を受け
今なお避難所生活をされている方が
一日も早くいつもの生活を取り戻せることを
祈っております。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子