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コラム
自分で自分の機嫌をとる(スタッフ)
2019年6月18日
最近よく耳にする言葉なのですが、
ちょっと気になる言葉なので
取り上げてみたいと思います。
「自分で自分の機嫌をとる」
という言葉、聞いたことがありますか?
テレビでお笑い芸人のみやぞんさんが
言っていたことで
広く知られるようになったようですが、
元々はリチャード・カールソンさんという
心理療法家であり作家である方が
本で書いていた言葉だそうです。
小さな赤ちゃんの頃、
私たち人間はみんな
自分の機嫌というものがわかりませんでした。
快と不快というものしかなく、
快な時はニコニコし
不快な時には泣き叫ぶしか
術がありませんでした。
そうして泣き叫ぶと
母親や大人たちが
なぜ機嫌が悪いのか・・・
おなかがすいているのか
おむつが気持ち悪いのか
具合が悪いのか
抱っこしてほしいのか
などと考えて、
機嫌が良くなるように
快適な環境にしようとしてくれます。
しかし、それは赤ちゃんだからこそです。
成長していくにつれ、
不快な感情は
より細分化されて
悲しい、つらい、疲れた、傷ついた、
怒り、悔しさ、嫉妬、無力感などの
より細かい感情体験になっていきます。
そしてそれを自分自身で認識し、
処理していく術を身に着けていきます。
自分で考えて行動したり
誰かに話したり
他の考え方を学んで整理したり
ストレス発散したり
気分転換をしたり
気持ちは晴れなくても
人にぶつけないようにしたり・・・
そうやって
自分で自分を快適な状態になるようにして
機嫌をとるのです。
大人ともなると、
たいていのことは
自分で処理をすることを求められます。
どんな嫌なことがあっても
つらいことがあっても
いつも通りでいることを求められます。
しかし、大人になっても
赤ちゃんの頃のままと同じに
自分の機嫌を人にとってもらおうとする人も
います。
自分の不機嫌をあからさまに出したり、
周囲の人(多くはパートナー)に対して
自分の機嫌をなおすための行動してもらうのが
当たり前のように思っている人です。
(無自覚な場合も多いと思います。)
どうでしょうか。
あなたは、自分で自分の機嫌をとれていますか?
たいていの場合は
自分で自分の機嫌をとるものですが、
例えば、うつ病のような
心の病があったり
発達障害があってうまくコントロールできなかったり
過度なストレスによって
自分で自分の機嫌をとることが
難しい状況になることもあります。
そういった時には、
ぜひ専門家に相談してほしいのです。
服薬することで
本来の力が発揮できるようになったり、
練習することでコントロールが
上手になったり、
ストレスに対処することによって
改善されることもあります。
また、「自分で自分の機嫌をとる」ことが
苦手な人は
どうやって機嫌をとるのかを
学ぶことも大事なことだと思います。
もし、自分で自分の機嫌をとれていないと
思った方は、一度ご相談ください。
一緒に、自分で自分の機嫌をとる術を
考えていきましょう。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子
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