秋分の日
10月14日は「世界標準の日（World Standards Day）」。
これは、ISO（国際標準化機構）やIEC（国際電気標準会議）など、国際的な標準を策定する団体が制定した記念日です。
目的は、標準化（スタンダード化）の重要性を広く知ってもらうこと。
でも「標準化」と聞いても、少しピンとこないかもしれません。
実は、私たちの身の回りには国際的な標準ルールがたくさん使われているんです。
例えば、こんなものが「国際標準」です：
・ 電源プラグの形状や電圧：国ごとに違いはありますが、旅行者の安全のために変換プラグや対応機器が国際規格で作られています。
・ A4やA3などの紙のサイズ：これはISO 216という国際規格。世界中で統一されていることで、プリンターや書類管理がスムーズに。
・ Wi-Fi（無線LAN）の通信規格：IEEE 802.11という国際基準があり、どの国でも同じ機器が使えます。
・製品のバーコード（JANコード／EANコード）：世界中の商品管理や物流に欠かせない標準規格です。
・ 自動車の安全基準（シートベルト・エアバッグなど）：国際基準を満たしていないと、世界で販売できません。
これらの「見えないルール」があることで、私たちは安心・安全・便利に暮らすことができます。
企業も、同じ基準に従って製品を開発・輸出できるため、グローバルな経済活動がスムーズに行われています。
「世界標準の日」は、そんな「日常を支える縁の下の力持ち」に感謝する日。
ちょっと意識してみると、世界がぐっと身近に感じられるかもしれません。
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