錆びた屋根やべランダに気を付けて下さい
屋根材にただ含有されているだけの場合はほとんど無害ですが、
極端な劣化や解体時に粉じんになり飛散してしまうと
人体に影響を及ぼす可能性があるアスベスト。
2004年にアスベストの製造が原則として禁止となり、
2006年をもって一般流通は、全面禁止されました。
基本的にそれ以降に建てられた家ならば、
屋根材にアスベストが含まれている可能性はほぼありませんが、
それ以前に建てられた住宅の場合、
アスベストを含むスレート屋根を使用している可能性があります。
アスベストを含むスレート屋根の見分け方は、
①いつ建築されたかを確認する
2006年以降に製造された商品ならば基本的にアスベストを含んでおらず、心配ないと言える
②屋根素材の確認
2004年以前に製造されたものであっても、
金属製、粘土瓦、コンクリート瓦にはアスベストは含まれていません。
③屋根材の商品名・品番の確認
メーカーがアスベスト入りのスレートの型番を公開している場合がある
※参考:石綿(アスベスト)含有建材データベース 国土交通省
屋根の撤去費(産業廃棄物の処理費用)は、
アスベスト含有屋根材と、非含有屋根材では、2~5倍ほど違ってきます。
危険性を完全になくすには屋根リフォームをしてしまうのが一番ですが、
アスベストが含有されている屋根材を完全に撤去してしまう屋根葺き替え、
または、アスベスト含有の屋根材を覆ってしまう屋根カバー工法という、
2つの選択肢があります。