外壁屋根塗装工事の現場調査・・・失敗しないための注意点!
塗装シーズン到来!プロが教える注意点
今回は
外壁屋根防水塗装工事
ベランダFRP防水工事
洗面室リフォーム工事(クロス貼替、クッションフロア貼替、壁パネル貼り工事)
ベランダテラス工事
お施主様は相模原市の太田様です。
太田様ご協力のもと工事について詳しく解説いたします!
先ず外壁屋根防水塗装工事とベランダFRP防水工事から・・・
戸建住宅で最も多く使用されている壁材「窯業系サイディング」と屋根材「スレートについて
どのようなメンテナンス工事が必要か、概要を解説いたします。
まずは仮設足場。
前回のコラムでも書きましたが、色々種類はありますが戸建住宅はクサビ式足場が主流です。
きちんと階段や筋交等「安全が確保されている足場」です。
いい加減な足場では危険を伴い、職人も安心して良い仕事ができません。
足場を組んだら、ご近隣の皆様にご迷惑をおかけしないよう
「飛散防止ネット」を屋根の上まで張り込みます。
次に高圧洗浄を行いますが、この高圧洗浄にも様々なやり方があり
ホームセンターなどで売られている圧力の弱い機械では
汚れや旧塗膜を除去できません。
とくに屋根は多孔質なのできちんと穴の奥までかき出せる「150kgf/㎡以上」の
高圧洗浄機できちんと洗浄することが大事です。
バイオ洗浄等が有効な場合もありますが
高圧洗浄を規定範囲できちんと行えば、十分効果のでる洗浄をすることができます。
(お客様のご要望があれば、弊社でもバイオ洗浄する場合もあります)
次に窯業系サイディングの「要」となるシーリング部を綺麗に除去します。
サイディングとのつなぎ目は「確実」に「丁寧」にこの作業を行います。
ここが注意点!!
この作業をせずに上から施工する「増し打ち工法」では全く意味がありません!
お家の状況やハウスメーカーにより、使用する材料や施工方法も異なりますので
専門家がきちんと現場調査をし、お家に合った施工方法を選択することが大切です。
塗装をする前準備で大事なのは「養生作業」です。
この作業がいい加減だと仕上がりに大きな差が出ます。
腕の良い職人ほどこの作業を「真剣」に「丁寧」に行います。
さていよいよ「下塗り」作業に入ります!
窯業系サイディングの性質は木とよく似ています。
塗料が付着しやすくするため
また既存のサイディングの状態を上塗りに適した「良い状態」にするための大事な作業です。
今回は関西ペイントの「アレスエポレジン」を採用しました。
次に「中塗り」です。
今回はお客様のご要望と、我々プロの判断で塗り替え周期を13年に設定したので
関西ペイントの2液弱溶剤の「セラMシリコン」そ採用しました。
シリコンも「水性」や「1液溶剤」等種類が複数あります。
同じシリコンと呼ばれていても性能の差がありますので
きちんとした専門家の説明を受けましょう!
また「中塗り」「上塗り」は同じ材料を使用します。
そのため中塗りの塗料の色を少し変えて塗ります。
なぜかと言うと・・・
3回目の仕上げ塗りの際、色が違っているのできちんと塗り込まれているか確認できるからです!
色を変えない業者の場合、稀に2度塗りしかできていない部分がある業者がいます。
ここが注意点!②
この2液弱溶剤は「主剤」と「硬化剤」を混ぜるときに
いい加減な目分量とかではなく、きちんと秤を使用し
適正な割合で混ぜ合わせなくてはなりません!
壁が終わると破風板や軒天、雨どいに雨戸など非鉄金属やがらす以外
塗りで劣化が防げる部分をすべて塗り込みます。
ここが注意点!③
この時の注意点として壁の耐用年数と同じサイクルで塗れる材料を選択します。
次回は「屋根編」・・・