【大和市中央林間】 保険の見直しのイロハ Vol 3

渡辺博士

渡辺博士

テーマ:保険・年金

 今回は、保険の見直しをする際に頭に入れておくことについて考えます。

 まず、ご自身の加入している生命保険を考えてみて下さい。それは日本の生命保険会社ですか?それとも外資系の生命保険会社ですか?もしも、日本の生命保険会社だったら、見直しの価値があるかもしれません。
 それはなぜか?
 現在、日本の借金、つまり国債は約1,000兆円あります。これは以前にニュースで話題になった、ギリシャ問題の比にならないほど、大きな国の借金で世界一です。でも、なぜ問題にならないのか?それは、国民の持っている財産で、その借金が賄われているからです。では、国民一人当たりで換算すると約792万円を背負っていることになります。ここまでは聞いたことがある話しかも知れません。
 では、その792万円を、皆さんが本当に借金として国に貸し出していますか?多分、大半の方がそんなことないよと答えるでしょう。それは、皆さんが預金として銀行へ預けてあったり、生命保険として拠出していたりするお金で、借金が賄っているから実感がないんです。
 
 そんな中、ちょっと待って下さい。本当にそうなら、銀行や保険会社は国債を大量に保有していることになりますよね。そうなんです。国は事実上、半強制的に国債を日本の金融機関に保有させているのです。
 つまり、私たちが拠出したお金で、保険会社は資産運用をキッチリ行って頂いて、その運用益を保険金などに反映してくれないといけないのに、その運用先が日本の金融機関の場合、ほとんど日本の国債なのです。
 日本の国債は、政府の利払いがきつくなることを恐れて、金利をなかなか上げようとしません。勿論市場の論理もありますが、政府側の立場もあります。だから金利はずっと低金利です。その低金利である国債で運用している日本の保険会社と、そんなの関係ない外資系保険会社とを比べたら、どちらの方が運用先として選択すべきか、もうお分かりのはずです。当然外資系保険会社です。
 
 私たちのお金を大きく殖やして、そのお金を使って保険会社の従業員の給料や光熱費なども賄っているのですから、殖やせなければ、私たちに回るお金なんてほとんどないのが現状です。
 日本の保険会社で、特に貯蓄型の保険に加入している方は検討した方がいいと思いますよ。でも忘れてはいけないのが、簡単に解約してしまうと、それがもっと損失を生む可能性もあります。
 これらすべて保険会社の担当者では教えてくれない話しです。さあ皆さんどうしますか?

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渡辺博士
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