雑然とした倉庫から、現場のやる気と利益がこぼれる──食品製造業・在庫管理の再生支援事例(家族経営の経理コーチング⑰)
家族経営を継ぐ後継者のために、日繰り・在庫管理・数字の見える化を軸に、
“現場と数字をつなぐ経営”をやさしくお届けします。
資金繰りは、数字以上に“心の負担”が大きい
資金繰りは数字の仕事に見えて、
実はとても“心の仕事”です。
親が長年、
「誰にも言わず一人で抱えてきた」のは、
家族を守るためであり、
心を守るためでもありました。
だから後継者が資金繰りに手を入れ始めると、
家族経営はゆっくりと変わり始めます。
経営の見える化は、心の負担を軽くする
freeeで経営状態を自分の目で見て、
日繰りでお金の動きを感じて、
在庫で現場の負担を整える。
この三つがそろうと、
税理士との会話が噛み合うようになり、
経営の“今”がはっきり見えてきます。
資金繰りの共有は、
数字だけでなく、
家族の“心の距離”を縮める作業でもあります。
後継者の方へ
いま、資金のことで“誰と話せていますか?”
- 誰にも相談できず抱え込んでいる
- 親と話しても噛み合わない
- 税理士に聞く前に整理が必要
- 現場との温度差を感じる
もし思い当たるものがあれば、
まずは 気になっている資金面の“違和感を3つだけ”書き出してみてください。
書き出すことで、
その不安の“正体”が見えてきます。



