古い在庫を見える化する─改善を続けているけど、判断に迷っているあなたへ

平岡誠司

平岡誠司

テーマ:経営のモヤモヤをワクワクに(しごと編)

「在庫管理って、なんだかモヤモヤする…」というあなたへ --未経験でも安心。やさしく学べる在庫管理の基本:第十三回(最終回)



「在庫管理は整ってきたけど、古い在庫だけが残っている…」
「売れないけど、捨てるのはもったいない」
「判断に迷って、棚に置いたままになっている」

そんな状態、ありませんか?
在庫管理の改善が進んでも、最後に残るのが“古い在庫”の判断です。

古い在庫は、資金の”滞留ポイント”


  • 仕入れたけど売れていない
  • 倉庫を圧迫して、動く在庫の邪魔になる
  • 劣化や賞味期限切れのリスクが高まる
  • 担当者が触れたがらず、放置されがちになる


そして、古い在庫ほど、理論在庫とのズレが起きやすくなります。
「記録はあるけど、現物がない」「現物はあるけど、記録が消えている」
──そんなことも。

「感情」ではなく「数字」で判断する



古い在庫には、どうしても感情が絡みます。
「苦労して仕入れた」
「思い入れがある」
「捨てるのはもったいない」
──だからこそ、数字で見える化することが大切です。

  • 仕入れ日
  • 最終出荷日
  • 最終棚卸日
  • 現在の販売価格と原価
  • 滞留日数と回転率


これらを一覧にするだけで、判断の材料が揃います。

出口戦略を検討する


古い在庫は、ただ“処分”するだけではありません。
次のような出口戦略があります

  • 値下げして再販する
  • セット販売に組み込む
  • サンプルやノベルティとして活用する
  • 廃棄して、棚と資金を空ける


判断に迷ったら、「資金が動くかどうか」で考えるのがポイントです。

やってみるなら…


  • 在庫表に「仕入れ日」「最終出荷日」「滞留日数」を追加する
  • 古い在庫を一覧にして、出口戦略を検討する
  • 月1回の「古い在庫チェックミーティング」を設ける



無料で始められる、在庫と資金の見える化支援


「自分のやり方、これでいいんだろうか?」
「何かモヤモヤする」
「伝わらないことが増えた気がする」

そんな”違和感”が、見直しのサインかもしれません。
在庫も、お金の流れも、“見える化”することで不安は小さくできます。

どこから整えれば良いか、一緒に考えてみませんか?

平岡が直接お話を伺います(無料相談はこちら)

老舗酒卸の再建経験をもとに、現場と経営の信頼を整える支援を行っています。
平岡商店と“現場支援”の原点――数字よりも、人の想いを整える

在庫管理表無料テンプレートはこちらから
平岡商店WEBサイト「在庫管理表サンプル公開」


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平岡誠司
専門家

平岡誠司(小規模事業者向け経営支援家)

株式会社平岡商店

経営者の実践経験を活かし、経理の見える化・日繰り・在庫管理を軸に、家族経営の経営管理の仕組みづくりを実行支援します。現場の気づきを経営判断につなげ、“らしさ”をいかした経営を一緒に育てていきます。

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