親と自分、税理士のやり方——三つの視点をつなぐ「守破離」 (継ぐ人のための 、数字と向き合う経営ノート:第2回)
棚から利益が漏れてませんか?
「忙しくて棚なんて見てる暇ないよ」
そう言う会社ほど、棚が“利益の漏れ口”になっています。
在庫管理は、仕組みだけでは回りません。
大事なのは「習慣」です。
週に1回、たった5分でもいい。棚を見て、数を確認し、違和感を記録する——この繰り返しが、会社の空気を変えていきます。
社員に任せきりでは、現場は“報告待ち”になります。
でも、経営者が一緒に棚を見れば、現場は“対話の場”になります。
「この商品、動いてないね」「あれ、こんなに残ってた?」——そんな会話が、信頼を生み、改善のきっかけになります。
習慣は、仕組みより強い。
・毎週決まった曜日に棚を見る
・チェックシートを使って記録する
・気づいたことをその場で話す
この3つだけで、在庫は“動き出す”のです。
在庫管理は、現場との対話。
その第一歩は、経営者が棚の前に立つことです。
週次棚チェックシート(簡易版)
| チェック項目 | 内容 | 実施日 | 担当者 | 気づきメモ |
| 死蔵品の有無 | 1ヶ月以上動きがない商品 | 例:B商品が3ヶ月動いていない | ||
| 発注ミス | 過剰・不足・重複の確認 | 例:A商品が2回発注されていた | ||
| ラベル・表示 | 品番・商品名の誤記・欠落 | 例:C商品にラベルなし | ||
| 保管状態 | 傷み・期限切れ・湿気など | 例:D商品が箱潰れあり | ||
| 次回アクション | 値下げ・廃棄・改善提案など | 例:E商品は棚移動検討中 |
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自社の在庫管理の課題、改善策を知りたい方は、無料相談を受け付けています。
「数字の見方がわからない」
「うちの商品はどう判断すればいい?」
——そんな方に、個別にアドバイスいたします。
在庫管理の第一歩を、あなたの会社に合わせて一緒に考えましょう。
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老舗酒卸を再建した経験をもとに、在庫と資金の“つながり”を整える支援をしています。
平岡誠司プロフィール
後継者、社員と共に課題発見。両親、税理士、銀行を巻き込んだ事例です。
食品製造業の家族経営を再生|在庫管理で利益改善した支援事例
現場の棚から経営の意思決定まで、あなたと一緒に“信頼の仕組み”をつくります。
ビジネスストレングスコーチング



