在庫過多の罠——“見えない赤字”が会社を蝕む【信頼を生む在庫管理:小さな習慣が会社を変える②】

平岡誠司

平岡誠司

テーマ:経営のモヤモヤをワクワクに(しごと編)

「いつか売れる」から、から脱却しませんか?


「売れ残っても、いつか売れるから」
そう言って倉庫に眠る商品が、実は会社の利益を奪っていることに気づいていますか?

在庫が多いことは、安心材料ではありません。
むしろそれは、“見えない赤字”の温床です。売れない在庫は、スペースを奪い、資金を止め、社員の動きを鈍らせます。

特に小さな会社では、「仕入れすぎ」が命取りになります。
・売れると思って仕入れたが、動かない
・取引先に言われて断れず、在庫を抱えた
・“念のため”が積み重なって、棚が埋まった

実態は負債です


こうした在庫は、帳簿上は資産でも、実態は“負債”です。
動かない商品は、時間とともに価値を失い、やがて廃棄や値下げに追い込まれます。

まずは「在庫回転率」を見てみましょう。
どれだけの在庫が、どれくらいのスピードで動いているか。
この数字が、会社の“血流”を教えてくれます。

在庫は「持っていること」ではなく、「動かすこと」が価値です。

在庫回転率の簡易計算シート


商品名 平均在庫金額 年間売上原価 回転率(=売上原価 ÷ 平均在庫) 備考
例:A商品 ¥500,000 ¥2,000,000 4.0回 動きは良好
例:B商品 ¥800,000 ¥400,000 0.5回 死蔵リスクあり


無料相談受付中


自社の在庫管理の課題、改善策を知りたい方は、無料相談を受け付けています。
「数字の見方がわからない」
「うちの商品はどう判断すればいい?」——そんな方に、個別にアドバイスいたします。

在庫管理の第一歩を、あなたの会社に合わせて一緒に考えましょう。
無料相談ご希望の方は、こちらからご連絡ください

老舗酒卸を再建した経験をもとに、在庫と資金の“つながり”を整える支援をしています。
平岡誠司プロフィール

後継者、社員と共に課題発見。両親、税理士、銀行を巻き込んだ事例です。
食品製造業の家族経営を再生|在庫管理で利益改善した支援事例

現場の棚から経営の意思決定まで、あなたと一緒に“信頼の仕組み”をつくります。
ビジネスストレングスコーチング

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平岡誠司
専門家

平岡誠司(小規模事業者向け経営支援家)

株式会社平岡商店

経営者の実践経験を活かし、経理の見える化・日繰り・在庫管理を軸に、家族経営の経営管理の仕組みづくりを実行支援します。現場の気づきを経営判断につなげ、“らしさ”をいかした経営を一緒に育てていきます。

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