地震のあとに改めて感じたこと ― 高齢者の安心につながる整理収納と人とのつながり

弘瀨美加

弘瀨美加

テーマ:シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納




地震の後、気になって、
ひとり暮らしのお兄様・お姉様方を中心にお電話をしました。
すると、
「あなたの声を聞いて安心したよ」
と、声を詰まらせながら話してくださる方もいました。
(ダミ声なのに…なんだか恐縮)
皆さん、それぞれに心細い時間を過ごされていたようです。

一方で、
「ご近所さんが声をかけてくれた」
「改めて近所付き合いの大切さを感じた」
そんなお話も聞き、人と人とのつながりのありがたさを改めて感じました。

整理収納の仕事を通して日頃から感じていることですが、
高齢期の暮らしは“片づいていること”だけが大切なのではなく、
“安心して動けること”“助け合える環境があること”がとても重要です。

今回、念のためにこんなこともお伝えしました。
□ タンスや棚の上など、高い場所に重い物を置いていないか確認する
□ 家の中から外へ避難する経路を確保しておく
□ 普段長く過ごす部屋(リビング・寝室・キッチン・トイレなど)のドアが内開きの場合は、ドア周辺に物を置かないようにする
(※物が倒れたり移動したりすると、開かなくなる可能性があります)
また、老老介護をされているご家庭には、万が一に備えて福祉避難所の連絡先確認もおすすめしました。

高齢になると、瞬時の判断や移動に時間がかかることがあります。
だからこそ、日頃から
「今の暮らしに不要な物を減らす」
「動線を整える」
「助けを求めやすい環境をつくる」ことが、
心と身体の安心につながります。
そしてもう一つ大切なのは、人とのつながり。
いつもの挨拶。
時々の声かけ。
困った時に思い出してもらえる関係。
そんな日常の積み重ねが、いざという時の大きな安心になるのだと改めて感じました。

何事も起こりませんように。
そして、今日の暮らしが少しでも安心できるものになりますように。

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弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

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