アルコール消毒液で、やっちゃってません?

弘瀨美加

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テーマ:高齢者の整理収納



新型コロナウイルス感染の予防として、
ソーシャルディスタンス、マスク着用や、
手指や身の回りのモノを消毒や除菌することが、
日々の生活の中で欠かせなくなってきましたね。
でも、目的にあった製品を、
正しく選び、正しい方法で使用しないと、
モノの劣化を早めたりしてしまいます。

たぶん、皆さんが一番多く使ってらっしゃるのが、
アルコールの手指消毒剤ではないでしょうか?
先日も、家の中で、
手にアルコール手指消毒剤をスプレーしたら、
垂れ落ちてフローリングが白濁して、
洗剤で拭いても落ちなくて困っている
というお悩みのご相談を受けました。
アルコール成分を含む消毒液は、
他の物質を溶かす性質があるのです。
そのため、アルコールが蒸発する際に
ワックスの中に発生する気泡が
白っぽくシミになったように見えるのです。
この白いシミは、
フローリング材が傷んだのではなく、
ワックスとアルコールが反応してできるのです。
簡単に修正するには、
100円ショップなどで売っている
メラミンスポンジを水で湿らせて、
ベビーオイルやサラダ油、キャノーラ油等の
オイルをつけて汚れを拭き
その後、余分な水分を雑巾で拭き取る
という方法があります。

アルコール成分を含む消毒液は
有機溶剤に分類され
有機溶剤による消毒・除菌が原因で、
住まいの塗装が剥げたり、
樹脂を傷めたり、
成分が溶けて変色したり、
強度が低下する恐れもあります。
使用の時には、容器に記された
・使用方法
・有効成分
・濃度
・使用期限
の4項目を
家族の健康のためにも、
住まいの劣化防止のためにも、
チェックして下さいね。

新型コロナウイルスの消毒・除菌方法については、
厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ
詳しく記載されていますので、
是非、目を通してみて下さい。





シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living

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弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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