子の理想と親の現実は違います
実際に年を重ねると、
体力、気力も落ちてきて、
若いころのようには動けなくて
お家の中の片づけも、
自分で思うように出来なくなった
と仰る方も多いのが現実です。
実家の片づけ、生前整理などなど・・・
高齢者の家の片づけに関する情報が、
たくさん入るようになって、
お子さんが親御さんの家の中の片づけを
される方も増えてきているようです。
それは、とても良いことだと思います。
けれど・・・
片づけをしてもらった親御さんは、
慣れ親しんだ自分の家なのに
どこに何があるのかも分からなくなって、
不便を感じている方も多いのです。
その結果、
探し物が見つからないから
新たに購入してモノが増える、
あちこち探しまわって仕舞えなくなる、
といった悪循環が生じて、
それが、ストレスになる方もいらっいます。
なぜ、良かれと思ってしたことが
そんな風になってしまうのか。
それは、子が自分の価値観を
一方的に親御さんに押し付けているからです。
親御さんには、親御さんの
これまでの暮らしの中で築かれてきた
ルーティンがあるのです。
それを無視してしまっては、
家の中が綺麗になったとしても、
これまでのように
心地よい、ほっと落ち着ける
我家ではなくなってしまうのです。
片づけをされるより先に
そこを知ることが大切なのです。
シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living