帰省でチェック
高齢者福祉の集まりに参加した時、
介護施設を経営されている方、
医療に携わってらっしゃる方など
様々な方のお話を聞かせていただきました。
その中で印象的だったのが、
お年は70代後半くらいの男性のお話。
傾聴や自分史を作られたりなどの
ボランティアをされているのですが、
「話相手がいない人が多い」と仰っていました。
特に1人暮らしの男性に多く、
家の中に閉じこもっていて、
訪ねて行っても居留守を使ったりするそうです。
なんとか、受け入れてもらえるようにと
日々、頑張ってらっしゃるけれど、
今は、個人情報保護法というものがあって、
民選委員の方でも個人宅の訪問に関しては、
難しいところもあるので、
ボランティアでされるとなるとより大変。
けれど、外に出る機会を増やして欲しいと、
活動をされているのだそうです。
私が「漫才風セミナー」をはじめたのも
閉じこもり気味な高齢者の方に
外に出て人と接する機会になれば
という願いが、理由の1つです。
閉じこもりの状態が続くと、
要介護・寝たきりのリスクはかなり高まります。
介護予防サービスの中には
「閉じこもり予防・支援サービス」
というのもありますが、
なかなか、それも利用されません。
難しいことでなく、
普段の生活の中にあることに笑いを加え、
普段の会話の話し言葉でお伝えすることで、
興味を持ってもらい足を運んで下さる方も
増えるかもしれないと、
私達なりに頑張っています。
閉じこもりの予防は、
外出先を増やせばいいというものではありませんが、
主催である地域包括支援センター様から
男性の参加者が他に比べて多い、
初参加の方が多いと嬉しい報告も頂いております。
私達のセミナーをキッカケに
外に出て人と触れ合い、社会と関わり、
そこからまた、
やり甲斐、生き甲斐をみつけ、
出かける楽しみや意欲を持って、
イキイキと楽しい毎日を送っていただきたい!
シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living