黒と紺のマジック!?

弘瀨美加

弘瀨美加

テーマ:高齢者の整理収納



「ダークネービーのスカートを買ったつもりだったけど、
家に帰ってみて見ると黒に見えたのよ。
で、電話して、交換して下さいって言って、
お店に持って行って見てみたら、ダークネービーなのよ・・・。
マジックかと思ったけど、
私の見間違いなんだよね・・・。
お店の人に恥ずかしかったわー!」
と友人は笑い話にしてたけど、
光の具合によっては、私も、最近、
黒と紺の色の見分けがつかない時が…^^;



「加齢による色覚低下」で、
誰でも「見えにくい色」が出てくるようです。
人間の色覚は、20代後半から徐々に
細かい色を見分けることが難しくなってきて、
青や紺、青紫系の色が見分けにくくなるのだそうです。
全体に黄色がかって見えるため、
黒や他の暗色と見分けがつきにくくなるのです。
その原因は、
色を見分けるセンサーの働きをする
錐体という細胞の劣化や、
カメラのレンズのような役割をもつ
水晶体が黄色く濁ってくるため、
水晶体を通り抜ける光の量が少なくなり、
とくに青みの強い色は、
暗いところで見えにくくなるのだそうです。
加齢による色覚低下は、
毎日少しずつ、何年もかかって進行していくので、
本人は、無自覚であるケースが多く、
色覚低下を気づいてない人がほとんどなのです。
暗い色の服や靴下の色を見間違いをしないように
クローゼットなどには、
青の成分が強い「昼光色」の照明を使うと良いですよ。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

高齢者に安心・安全な暮らしを届ける住環境サポーター

弘瀨美加プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼