高齢者に優しいキッチン

弘瀨美加

弘瀨美加

テーマ:高齢者の整理収納



立って作業する事が多いキッチンでの調理。
高齢になると、膝や腰に痛みが出たりと
調理の作業が大変に思われる方も多いです。
疲れた時に座って作業が出来る様に、
シンクやコンロの下にオープンなスペースがあると
座った時に足を入れられるので、作業が楽です。

高齢者だけでなく、最近は、座って作業できる
バリアフリーやユニバーサルデザインの
システムキッチンの人気が高まってきているようです。


中でも、私が、おすすめなのが、
LIXILの「ウエルライフ」というバリアフリーのシステムキッチン。
足元が広くオープンになっていて、
ワークトップの高さを73~85cmの間で13種類(1cmきざみ)から選ぶことができ、
シンク側についた手すりが、左右への移動や、車いすの方向転換、
引き寄せ等の動きをサポートしてくれるという安全に配慮した設計で、
椅子や車いすに座ったままで作業や移動がスムースなので、
調理の作業のほとんどが座ったまできます。
他にも沢山の優しい機能があります。
詳しくは、こちら → LIXIL ウエルライフ



そして、座って作業する時の椅子で、おすすめなのが、
ブレーキ付きで立ち座りも安心なTOTOオリジナルツール。
http://www.toto.co.jp/products/kitchen/crasso/parts/option.htm
荷重がかかっていないときはブレーキがかかり、
座るとブレーキが解除され、ラクに移動ができます。
立ち座りの時に椅子が動きにくいので安心です。



高齢者対応の座って作業ができるシステムキッチンは、
LIXIL「ウエルライフ」の他にも、
TOTO「クラッソ」、クリナップ「クリンレディ」、
パナソニック「リビングステーション」等がありますが、
座って作業できるものでも、
高齢者対応と車椅子対応とでは、
ワークトップの高さやシンクの深さ等に違いがあります。
たまに座って作業するのか、いつも座って作業をするのか、
車椅子を使用するのか等、決めてから選ばれるのが良いと思います。



高齢になって出来なくなったから、
代わりに私がやってやろう、誰かに代わりにやってらえばいいというのではなく、
こうしたら、まだまだ、私も出来る!と思えることで、
ご高齢の方が、イキイキと毎日を楽しく過ごせるのではないでしょうか。

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Mybestpro Members

弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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