生きる気力=人と関わること
「就活」「婚活」「妊活」「終活」と
人生の節目に対する備えるという風潮が根付いてきていますが、
「自分が介護に直面する。」「介護が必要になる」ということを
想定していない(したくない)という思いからか、
意外と見落とされがちなのが、終活を考える上での介護のことです。
しかし、平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約13年の差があります。
この期間は、なにかしらの介護が必要になってくるので、
終活を実践するうえでも、介護のことを忘れてはならないのではないでしょうか。
最近では、将来の介護に備えた活動を「介活」といい、
健康寿命を伸ばす、費用の軽減、介護が始まった時の備え等、
介護について勉強して情報を得ておくこと。
健康寿命を出来るだけ延ばして、元気にイキイキ暮らせるのが一番の事ですが、
いざという時のために、相談する場所やどのようなサービスを受けるか等の情報が
介護が必要になる前にあれば、心強いですよね。
そこで、ご紹介したいのが、2017年2月28日(火)に発売された
『ある日、突然始まる 後悔しないための介護ハンドブック』
(阿久津美栄子/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
多くの介護経験者が実感した
「あの当時、本当に知りたかったこと」に注目し、
介護の始まりから終わりまで、
様々な状況に応じた知識や情報をまとめたもので、
申請・お金・相談・保険・施設・サービス・医療・相続・
看取り・記録のつけ方といった介護の様々な局面に対応している必携のガイドブック。
私も、そうですが、高齢の親持つ子世代の方々は、
介活のひとつとして、読んでおくといいのではと思います。