「もったいないおばけが出るぞ」
数日前に、何か突然めったやたらと「日明小学校合唱カンパニー推し」になった私。
北九州から遠くはなれた鹿児島で、飲食店で自作のフライヤーまで置いてもらったりして、正直「ひかれてる」のかなと思ったりもしますが…
なぜそうするのか? 明確な理由があります。
数日前、普段懇意にさせていただいているピアニストの古賀千恵先生のFacebook投稿を見て、今回のクラウドファンディングの事を知りました。
正直、古賀先生からこの合唱団のことは数か月前にお聞かせいただいており、クラウドファンディングの方法等をお話しした記憶もあったのですが、その時はあまりピンと来なかったのです。
正直、徳之島の亀津中のクラウドファンディングに参加したばかりだったので、募金するかはエールズのページを見て決めようかと思いました。
そして、youtubeサイトにアクセス。
先生は難病「ALS」 北九州・日明小学校合唱部が全国大会へ
https://youtu.be/_PhmMnBZh_U?si=-ZBgk2hC3EXJ0mHn&t=330
宮崎でのコンクールの短い演奏シーンに心を打ちぬかれました。
曲頭の、古賀千恵先生のピアノの確固たる音色とフレージングで既に別世界に連れていかれるのですが…
その後の合唱の「天から降ってくる歌声」。
音楽に没頭して、それを表現しようとする生徒さんたちの動き(ポーズや「振付」ではなくて、音楽を表現しようとするが故の自然な動き)、真剣な目、それらに100%共感して、音楽を導く竹永先生。それを完全な音楽性で支える古賀千恵先生のピアノ。
気が付くと10回はリピートしていました。
そして10回とも落涙。
クラウドファンディングするのはもちろん、これは多くの人に知ってほしいなと思ったのです。
そして、一番共感するのは、九州大会前の最後練習終了に、竹永先生が生徒さんたちへ語る次の言葉。(一昨日、仕事の合間にファミレスで映像を見ながら文字起こししました。)
~ 普段、自分あまり病気の話はしないけどさ なんかね病気やろうが何やろうが、幸せだなと感じたわけ。 こんな素敵な子たちの歌なんだから、 絶対たくさんの人に聞いてほしいから あなたたちは全国に行かないとダメだなと思いました。 絶対(合唱に)はげまされる人がいるから。 ~
「目標が理念に変わる瞬間」、というべきか。
「全国大会で優勝したい」という目標が、
「聴衆を励まさせる音楽にしたいし、それを実現させる。だから全国大会で演奏したい」
という理念に昇華されるという。
プロ、アマチュア関わらず、音楽に関わる方すべてに聞いてほしい言葉ですね。
先日読んだ、篠崎史紀さんの著作のタイトルが「音楽が人智を超える瞬間」」であり、その体験も記述があるのですが、目指しているところは同じなのかなと個人的に感じました。
以下、クラウドファンディングの詳細のリンクを掲載します。
一人でも多くの方の共感をいただけたらいいと思います。
【日明小学校合唱カンパニークラウドファンディング】 ALS の先生と一緒につかみ取る全国大会への挑戦!
https://yellz.jp/detail/800003