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酒匂信次(さこうしんじ) / ファイナンシャルプランナー

有限会社酒匂保険事務所

コラム

「マスクの形状毎の飛沫防止効果を検証する(その5)2021-14」

2021年1月14日 公開 / 2021年2月26日更新

テーマ:感染対策

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: 感染症対策

こんばんは。
今日は飲食店の紹介は無しです(;^ω^)
というわけで、「マスクの形状毎の飛沫防止効果を検証する」のその5です。
代表的な「マスク系感染防止アイテム」の5つ…

①不織布マスク
②ポリウレタンマスク
③布(手作り)マスク
④フェイスシールド
⑤マウスシールド





を、世界一の性能を誇るスーパーコンピューター「富岳」が飛沫の動きを見えるようにした研究結果が公表されています。
様々な素材の感染予防具(マスクに関しては、厚生労働省が示す正しい着用方法に基づく)を着用した人類モデルにミスト生成装置を接続し、飛沫の飛散状況をレーザー光線を用いて可視化、カウントしたそうです。吸い込み時については、実際に人がマスクを着用して測定したとのことです。
また、尚、国立大学法人豊橋技術科学大学 Press Releaseにも同じテーマによる研究結果が発表されています。

(参照、出典)
・室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策(課題代表者;理化学研究所/神戸大学 坪倉 誠氏
https://www.r-ccs.riken.jp/jp/fugaku/corona/projects/tsubokura.html

・コロナウイルス飛沫感染に関する研究~マスクの効果と歌唱時のリスク検討~
【国立大学法人豊橋技術科学大学 機械工学系 飯田 明由 教授】
https://www.tut.ac.jp/docs/201015kisyakaiken.pdf


では、これらの研究、検証結果に基づき、この5つの感染防止アイテム(※)を「感染防止効果順」にランキングにしてみようと思います。

(※あくまでも一般的な使用を前提とした「目安」です。決して個々の商品の性能を保証、もしくは批判・誹謗するものではありません。実際の使用に関しては取扱説明書等をご参照下さい。)

防止効果としては、「吐き出し」と「吸い込み」の二つと、
あと、通常の大きさの飛沫…50~100ミクロンよりも大きな飛まつと、それより小さな飛まつ…いわゆる「エアロゾル」のそれぞれにどう効果があるかもデータが出ています。

まずは、昨日までの順位を振り返ってみましょうか。

第3位『「ポリウレタンマスク」(吐き出し防止効果:50%、吸い込み防止効果:30~40%、
エアロゾル防止効果:30~40%)

第4位『フェイスシールド』(吐き出し防止効果:20%、吸い込み防止効果:ほぼゼロ、
エアロゾル防止効果:ほぼゼロ)

第5位『マウスシールド』(吐き出し防止効果:10%、吸い込み防止効果:ほぼゼロ、
エアロゾル防止効果:ほぼゼロ)

あとは「不織布マスク」と「布(手作り)マスク」に絞られましたね。

え?

「不織布マスク」を何と呼んでいいかわからないですって?

「ふおりふマスク?」

えええ?

今さら大丈夫ですか?

「ふしょくふ」マスクですよ!

これだけマスクにお世話になっておきながら…

その名前も知らないなんて!

信じられませんわ!

まあ…

私もこのテーマを取り上げようと思った時にGoogle先生に教えてもらいましたけどね!



さて、この二者のどちらが勝つのか(勝ち負けの問題?)

全く予想がつかない!

ドキドキだ!

不織布マスクの流通が止まって、布マスクが「代替品」的にできた経緯を考えると…

いや?

全く予想がつかない!

それでは一騎打ちに敗れた…

第2位は!



『布(手作り)マスク!』






ちなみにこの(↑)布マスクは、手作りではなくて、闘魂ショップで発売されているロスインゴベルナブレスデハポンのマスクカバー。某社の前担当者のSさんが誕生日プレゼントで昨年の10月に送ってくれたものです。

ありがとうございます!

使ってます!

お客様の前以外で…

あ~イッテンヨン…内藤哲也選手負けましたね… (いくらでも脱線しそうなので、この話はこれでシットダウン式パワーボム…いえ …シャットダウン。)

(撮影場所:英国風アイリッシュパブビッグベンさん。さりげない宣伝…と言いつつ早や4回目。)

吐き出し防止効果66~82%!


吸い込み防止効果…35~45%!


エアロゾル防止効果…35~45%!



だいぶ防止効果が上がりました。ただ、「吸い込み防止効果」が50%超えていないのが気になりますね。

でも、一時期「おれは感染しないからマスクしない…じゃないんです!あなたが感染者だった場合に人に移さないためにマスクするんです!」という考えがあったと思いますが、正しくその通りですね。

それぞれの方が「ウイルスを移さない(吐きださない)」ようにすれば結果「移る(吸い込む)ことを防ぐことができる」のではないか、という逆転の理論ですね。

この考えは、京都大学ウイルス・再生医科学研究所の宮沢准教授が提唱されていました。

宮沢准教授のTwitter 
https://twitter.com/takavet1?s=20

これについては、2020年4月3日のコラムでも取り上げていましたね。
https://mbp-japan.com/kagoshima/sakouhoken/column/5051085/

そうそう!布マスクと言えば…

こちらがありましたね。





政府支給マスク(いわゆるアベノマスク)。

今改めて見てみると…やはり小さい(;^_^A

そうでした。昨年5月に「身を粉にして」このアベノマスクの性能を実験したことがありましたので、
次回のコラムは「第1位」を飛ばして、そのことを掲載しましょう。

それにしても…

栄えある第1位はどれだあああ?






今日のところは以上です。



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