新規顧客の拡大
マーケティングコンサルタントの森です。
本日のテーマは「新規(新分野)事業による売上拡大」です。
これまで、既存顧客による売上拡大、新規顧客による売上拡大の話をしました。
既存及び新規の顧客開拓は、ベースとなる商品・製品・サービスがあってこそ、成り立ちますが
新規(新分野)事業は、その名の通り全く新しく事業の柱を構築するものです。
必ず念頭に置いて欲しいのは
新規(新分野)への進出は、コストが大きく掛かります。
中でも費用と時間は、既存及び新規顧客の開拓よりもコストを掛ける必要があります。
重要なのは、コストを出来るだけ少なく、売れる確率が高い事業を始めることです。
では
コストを最小限に抑え、売れる確率が高い事業とは「何」でしょうか?
答えは
自社(自分)の強みを活かした事業です。
新規(新分野)事業を考える上で、必要なのは「自社(自分)の強み」を掘り起こす事から始めましょう。
強みは、「歴史」「環境」「設備資産」「技術」「ノウハウ」「コミュニティ(人)」「取引先」「従業員」などの中に必ず存在します。
例えば
○現在の既存取引先は「なぜ」貴方の会社を選ぶのでしょうか?
1、近いから?
2、商品力があるから?
3、企画力があるから?
4、融通が利くから?
5、付き合いが長いから?
etc.........
お取引企業も、メリットが無いと取引をしてくれません。
相手が考えるメリットが「強み」です。
上記のように新規(新分野)事業を考える上で必要なの「強み」を見つけ出し
その「強み」を活かした事業にすることです。
○一般消費者向けの商品を業務用に変えて新分野へ進出する。
○生産技術を活かしてOEM製造事業を開始する。
○企画力や取引先を活かしたサポート事業
など、強みを考えればコストを掛けず、売上を獲得する確率も上昇します。
既存及び新規顧客の拡大による売上対策でも改善が困難な場合は
一度、自社(自分)を分析し直してください。
良いアイディアが生まれると思います。