振動を測る耐震診断
伝統構法と在来工法の耐震リフォーム
伝統構法と在来工法が混在する建物の耐震リフォームを行っています。
古い古民家では、よく増築などで混在する場合があります。
今回は、築200年以上のお寺の庫裏と、その後増築した浴室棟と台所棟です。
台所棟は「伝統構法」でしたが、かなり痛んでおり建て替えて、庫裏に接続する事としました。
浴室棟は、庫裏と間を空けて独立の在来工法でしたので、耐震補強工事をしながら
使いやすくリフォームして行きます。
このように古い建物の場合、工法の違う事がままあります。
増築しても、同じ工法であれば梁をつないで一棟にする事ができますが
工法が違う場合には、それぞれの地震時の振動幅が違うため、相互の揺れ幅を
考慮して、建物間を空けて建てる必要があります。
自ずと耐震改修工事においては、それぞれの建物工法に基づき、耐震計画と工事が必要になります。
伝統構法の耐震診断は「早稲田式動的耐震診断」を用いて固有周期を考慮しながら、
耐震計画をして行きます。
「早稲田式動的耐震診断」を実施しますので、その様子は次の機会にお知らせします。
「築40年以上の古民家再生、リフォーム専門店」
有限会社 谷野設計
担当者:谷野 行範(タニノ ユキノリ)
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