家の耐久性を高めるなら「湿気対策」が必須
香川のシロアリ被害
シロアリにはさまざまな種類があって、その被害も床下だけとは限りません。鉄筋やコンクリート等、木材以外の被害もあることはあまり知られていません。
特に香川では、イエシロアリの被害が深刻です。建物や土中に大きな巣を作り、数十万~数百万単位で活動するため、加害速度も早く、被害は建物全体に及ぶことも。
立てる前のしっかりした対策と、点検口など建ててからのメンテナンスのしやすさも含めた設計が重要です。
設計段階からできる対策
シロアリ対策は、「予防」と「早期発見」が重要です。
まずはシロアリが進入できない構造にする事(たとえば、玄関を土壌と離す)です。
そして、シロアリが生きていけない状態を作ること。
最後に、点検口を設け、基礎を高めにするなどして被害を発見しやすくする事です。床下に余裕があれば駆除する場合も容易です。何かあれば対処できる、駆除しやすいという考え方に立つことをおすすめします。
シロアリが好むのは湿気。水回りや床下の空気・湿度の両方を換気出来るようにすることが大切です。
イエシロアリは特に、水を運んで湿っしながら加害するため、設計段階からの水処理ルート、床下環境等、建物全体で注意する必要があります。
薬剤による対策と注意点
被害を受ける前に、しっかりとした予防が必要です。
建物を建てる際には、防蟻処理が必ず適切になされているかをチェックしましょう。
防蟻処理として使用される薬剤には多様な種類があります。
一般的に使用されているものは、広く「農薬系」と言われるもの。
高い殺虫効果がある反面、人体や動物に有害です。
防蟻剤がもとで、シックハウス症候群やアレルギー症を発症する例も多いです。
建物は健康、でも中に住む人が不健康では、本末転倒です。
人体にも動物にも無害なもの、且つ殺虫効果の高いものも有ります。
防蟻剤について、きちんと確認し、どのような薬剤を使用しているのか、正しく説明を受けることで、建物も家族も健康な家を建てましょう。