聞き方のコツ
自己肯定感を上げるには!?
アンガーマネジメントとコーチングで未来を変える
社会保険労務士の町田仁美です。
「子どもの自己肯定感をあげるにはどうすればいいですか?」
こういうご相談をよくいただきます。
「積極的になってほしい」
「自分に自信をもってほしい」
このような気持ちや願いが読み取れます。
自己肯定感とは・・・
自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。 自己否定の感情と対をなす感情とされる。
出典:実用日本語表現辞典
自己肯定感高く育てるためには、
- ほめる。
- 肯定的な言葉をかける。
- スキンシップを増やす。
- ありのままを受け入れる。
など様々な方法があると言われます。
この方法を行う大人の状態が良くないと、この方法を使ったとしても子どもには伝わりません。
「あなたは自分自身、自己肯定感が高いと思いますか?」
自己肯定感の低い大人の言葉が子どもの心に響くでしょうか?
まずは大人自身が変わる必要があると私は思います。
大人自身がまずは自分自身を認めること。
子どもは無意識的に周りの大人から影響を受けます。
子どもが変わるためにまず大人から変わっていきましょう。
先日、
「見方が変わると生きやすくなる 今日から使える心理学ワークショップ」
を開催しました。
コロナ禍の中、対面での募集だったので開催できるかどうか心配していましたが、満員となりました。
参加してくださった皆様、参加を検討してくださった方々には感謝です。
物事には様々な見方がある。
物事の見方、捉え方によって私たちの感情や行動は左右される。
物事の見方を変える=リフレーミング
これをいくつかのワークショップで体験していただきました。
その中から一つ紹介します。
優柔不断だと言われたことはありませんか?
自分で思っていることでも人に言われて少し嫌な気持ちになることがあるかもしれません。
無神経だねと言われて傷ついたことはありませんか?
「優柔不断」「無神経」を別の見方をするとどうなるでしょうか?
「優柔不断」 → 「自分の気持ちに正直だから納得のいくものを慎重に選んでいる」
「自分にとってのベストを選択している」
とも解釈できます。
「優柔不断」と言われたときの気持ちと比べてどう感じるでしょうか?
「無神経」→ 「必要なことを言ってくれた」
「真理をついてくれた」
とも解釈できます。他にはどのような見方があるでしょうか?
物事の捉え方次第で、感情や行動だけでなく大きく未来も変わります。
相手との関係性も変わる可能性があります。
内容の捉え方を変えるというのはよく耳にすると思います。
例えば、
優柔不断 → 慎重。よりベストなものを選択している
頑固 → 一貫している。物おじしない。意思が強い
消極的 → 控え目。慎重。謙虚。自分よりも他人を優先できる。
このように捉え方が変わると感じ方は全く変わります。
普段からこのように捉え方を選ぶことができるようにトレーニングするといいかもしれません。
「自分自身の好きではないところはどこですか?」
これをどう捉えられるか考えてみてください。
なかなか思いつかないときは、家族や友人の手を借りてみましょう。
その人たちの言葉はあなたへのギフトです。
言葉をもらったら、しっかりと受け止めてくださいね。
捉え方が変わるだけで、あなたの人生は変わります。
ワークショップで参加者の方が、他の方がリフレーミングした言葉をみて「ふっと心が楽になった」とおっしゃっていました。
この方のように心が楽になるかもしれないし、好きではないところが好きに変わるかもしれない。好きでないところも含めて自分を丸ごと受け止める事ができるかもしれません。
ぜひやってみてください。
子育てだけでなく、組織にこのリフレーミングを取り入れることで関係性は変わります。
コミュニケーション研修、ハラスメント防止研修でこのリフレーミングを導入してみませんか?
意識が変わると関係性が変わり、強い組織となる。強い組織となることで生産性はぐっと上がります。
まずは自分自身を認める、受け止めることから始めましょう。