鋼板屋根の雨漏り修理 棟換気の修理事例と重要性 岩手県矢巾町

こんにちは。盛岡市で屋根工事を専門にしている瀧澤屋根工業です。
11月に入りました。盛岡の初雪は平年で11月9日ごろ。雪が積もってしまうと、屋根の傷みは雪の下に隠れて見えなくなります。
そこで今回は、雪が降る前に、ご自分で地上から確認できる屋根のチェック方法をまとめました。所要時間は5分ほど。屋根に上がる必要はありません。むしろ、上がらないでください。
冬の前にやる工事の優先順位については、以前のコラム「盛岡の屋根工事は『今月が山場』」で書きました。今回は「自分でどう見るか」に絞ってお話しします。
先に線を引いておきます
- 屋根には絶対に上がらないでください。はしごも使わないでください
- 見るのは地上から、または2階の窓から
- 道具はスマホ1台で十分。カメラの望遠(ズーム)を使います
- 「おかしいかも」と思ったら写真を撮るところまで。判断は屋根屋に任せてください
毎年、屋根やはしごからの転落事故があります。慣れている職人でも、命綱や足場を使って作業します。ご自身の目で確かめたい気持ちはわかりますが、地上からでも見えることはたくさんあります。
セルフチェックのやり方
準備するもの
- スマホ(ズームができるカメラ)
- 晴れた日の昼間(逆光にならない時間帯)
- 家のまわりを一周できる靴
見る場所
家の正面だけでなく、4方向から見ます。道路の向かい側や、少し離れた場所から見ると屋根全体が見えやすいです。2階の窓から1階の屋根(下屋)が見える家は、窓を開けずにガラス越しで確認してください。身を乗り出すのは危険です。
撮り方のコツ
まず屋根全体を1枚。そのあとズームで気になる場所を撮ります。ズームしすぎると画像が荒れるので、2倍から5倍くらいが見やすいと思います。撮った写真は、あとで拡大して見返すと、その場では気づかなかったことが見えてきます。
地上から見る7項目
1. 棟板金の浮き・ずれ
棟板金(むねばんきん)は、屋根のてっぺんの山になっている部分にかぶせてある金属のカバーです。
- 板金がまっすぐか、波打っていないか
- 継ぎ目が開いていないか
- 釘が飛び出していないか
真横から見ると、浮きやずれがわかりやすいです。
2. スレートの割れ・ずれ
化粧スレート(コロニアル)の屋根なら、ズームで表面を見ます。
- 一部だけ色が違う、白っぽい線が入っている
- 1枚だけずれて段差になっている
- 欠けた破片が雨どいや地面に落ちている
地面に屋根材のかけらが落ちていたら、それも写真に残してください。
3. 雪止めの並び
雪止め金具が、横一列にきれいに並んでいるかを見ます。曲がっている、傾いている、1つだけ抜けている、ということがあります。
4. 雨どいの歪み・詰まり
- 軒先の雨どいがまっすぐか、途中で下がっていないか
- 落ち葉や土がたまって草が生えていないか
- 継ぎ目や角が外れていないか
- 縦の雨どいを留める金具が外れていないか
秋は落ち葉が詰まりやすい時期です。詰まったまま冬を迎えると、雨どいの中で水が凍って重くなります。
5. 軒天のシミ・はがれ
軒天(のきてん)は、屋根の出っ張り部分の裏側、下から見上げる天井のような部分です。
- 茶色や黒っぽいシミ
- 板が垂れ下がっている、はがれている
- 塗装がふくれている
軒天のシミは、屋根や雨どいから水が回っているサインのことがあります。
6. 破風板・鼻隠しの傷み
破風板(はふいた)・鼻隠し(はなかくし)は、屋根のふちに付いている板です。
- 塗装がはがれて木が見えている
- 板金のカバーが浮いている、めくれている
- 板の角が黒ずんで崩れている
7. アンテナの傾き
屋根の上のアンテナが傾いていないか、支えのワイヤーがたるんでいないかを見ます。アンテナが倒れると、屋根材を傷つけたり、雪の重みで屋根から落ちたりすることがあります。
岩手・盛岡ならではの事情
秋のうちに小さなすき間があると、冬に一気に傷みが進みます。理由は凍結です。
- すき間に入った水が夜に凍ってふくらみ、すき間を広げる
- 昼に溶けて、また夜に凍る。これを冬の間ずっと繰り返す
- 雪がのると、浮いた板金や外れかけた雨どいに重さがかかる
盛岡でも、矢巾や紫波、滝沢でも同じです。雪の前の小さな浮きが、春には大きな破損になっている。そういう屋根を何度も現場で見てきました。
現場でよくあるケース
当社によくご相談いただく、典型的なパターンをいくつか紹介します。
ケース1:築20年代・スレート屋根
ご主人が道路の向かいからスマホで屋根を撮って、LINEで送ってくださいました。拡大すると、棟板金の継ぎ目が開いて、釘が浮いていました。雪の前に釘を打ち直し、継ぎ目を処理しました。地上からの写真1枚で見つかった例です。
ケース2:築30年代・瓦屋根
軒天に小さなシミがあるとのご相談。屋根に上がって確認すると、谷の部分の板金に穴が開いていました。シミはまだ小さかったので、軒天と下地の傷みは最小限で済みました。
ケース3:築20年代・金属屋根
雨どいが一部下がっているのを、奥さまが2階の窓から見つけてくださいました。金具が外れかけていたので、雪の前に付け直しました。そのままなら、雪の重みで雨どいごと落ちていたと思います。
よくある質問
Q. 屋根が高くて地上からよく見えません。
少し離れた場所や、道路の向かいから見ると見えることが多いです。それでも見えない面は、無理をせず屋根屋に見てもらってください。
Q. ドローンを持っているので、自分で飛ばしてもいいですか?
飛ばす場所や方法に決まりがあるので、ルールを守ってください。ただ、ドローンの写真だけでは、浮きや下地の傷みまではわからないこともあります。
Q. 何か見つけたら、すぐ工事が必要ですか?
見つかったものが全部急ぎとは限りません。写真を見て、冬の前に直すべきか、春でもよいかを分けてお伝えします。
Q. セルフチェックは、毎年やったほうがいいですか?
雪の前と、雪が溶けた春の2回がおすすめです。冬の間に雪の重みで雨どいが曲がったり、雪止めがずれたりすることがあります。同じ場所から同じ向きで撮っておくと、前の年との違いがわかりやすくなります。
Q. 7項目のうち、どれが一番大事ですか?
雪の前に限って言えば、棟板金と雨どいです。棟板金の浮きは雪解け水が入る入口になりやすく、雨どいの詰まりは軒先の氷やつららにつながります。
ここだけは気をつけてほしいこと
- 繰り返しますが、屋根には上がらないでください
- 2階の窓やベランダから身を乗り出さないでください
- 「近くで工事をしていて、屋根が浮いているのが見えた」という突然の訪問には気をつけてください
- 写真は日付が残る形で保存しておくと、あとで比べるときに役立ちます
見つけたら、撮って、送る。セルフチェックはここまでで十分です。
まとめ
- 屋根には上がらず、地上や2階の窓からスマホのズームで見る
- 棟板金、スレート、雪止め、雨どい、軒天、破風板、アンテナの7項目
- 4方向から見て、全体と気になる場所を撮る
- 雪が積もる前に見ておくことが大事
- 判断は屋根屋に任せる
撮った写真を見てほしい、という方はこちらもご利用ください。
https://www.takisawaroof.com/yaneshindan
当社では現地調査・ご相談は無料で対応しております。LINEで屋根の写真を送っていただければ、最短即日でお返事します。お電話は 019-656-8345 です。気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
瀧澤屋根工業 代表のタキサワでした。


