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TBSテレビ『報道特集』に出演しました 屋根の上から見えた、値上げと中東情勢のリアル

瀧澤豊

瀧澤豊

テーマ:屋根工事


本日、全国ネットのテレビ番組で取材を受けました


2026年4月18日(土)夕方5時半から放送された、TBSテレビ『報道特集』。

この番組の中で、屋根職人である私、瀧澤豊が取材を受け、全国に放送されました。

TBS 報道特集 YouTube





放送では、中東情勢の悪化──ホルムズ海峡の事実上の封鎖によって原油価格が高騰し、建築資材の値上げと供給不足が岩手の現場にまで影響を及ぼしている、という内容が取り上げられました。

盛岡の小さな屋根屋に、全国放送の取材が入る。

正直、まだ実感が追いついていません。ただ、この機会にしか書けないことがあると思ったので、今日のコラムを書いています。

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なぜ、岩手の屋根屋に取材が来たのか

きっかけは、先日私が書いた1本のコラムでした。

[]屋根工事の材料が急騰中。現場で今、何が起きているのか

このコラムを、TBSの記者の方が読んでくださったそうです。

そして「この人の話を直接聞きたい」と、盛岡まで取材に来てくれました。

記者の方とお話しして印象的だったのは、こんな言葉です。

「中東情勢の専門家はたくさんいる。
でも、その影響が”普通の家”にどう届いているかを語れるのは、現場の職人さんしかいない」

私自身、ハッとしました。

ホルムズ海峡の話は、新聞やテレビでは毎日流れています。

でも、それが「屋根の防水シート1枚の値段」や「岩手のご家庭のリフォーム計画」にまで繋がっているという話は、誰も具体的には語れない。

語れるのは、現場に立っている人間だけです。

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ドローンが映した、屋根の上の職人

取材の中で、TBSのカメラが上空から私の仕事を撮影してくれました。

ドローンによる空撮映像。

屋根の上で作業している私を、真上から、そして横から捉えた映像です。

放送でその映像を改めて見た時、自分の仕事を客観的に見る機会がほとんどなかったことに気づきました。

屋根の上というのは、普段お客様からは絶対に見えない場所です。

施主さんがご自分の家の屋根をあの角度から見ることは、一生ないかもしれません。

ただ、そこで毎日起きている一つひとつの判断-どの釘をどこに打つか、どの順で葺いていくか、雪国・岩手のために何を足すか-こうした無数の手作業の積み重ねが、住まいを30年、40年と守っていきます。

空から見た自分の仕事を見ながら、改めて思いました。

「この一枚一枚のルーフィングが、お客様の家を守る」

そして今、その一枚一枚の値段が、遠いホルムズ海峡で起きていることに左右されている。

不思議な時代です。

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値上げの背景にあるのは、中東情勢です

今回の番組で取り上げられていたとおり、建築資材の急な値上げの背景には、中東情勢があります。

ホルムズ海峡の事実上の封鎖 → 原油価格の高騰 → 石油を原料とする建築資材(アスファルトルーフィング、コーキング材、塗料など)の値上げと供給不安。

「ホルムズ海峡」というニュースは、一見すると自分の家とは関係ないように感じるかもしれません。ですが実際には、その一つの出来事が、屋根材1枚・シーリング1本の値段を動かしています。 

値上げの具体的な内容(何が、どれくらい値上がりしているのか)については、以前のコラムに詳しく書いていますので、よろしければそちらもご覧ください。

屋根工事の材料が急騰中。現場で今、何が起きているのか?



屋根は、思った以上に”石油”でできています

「中東の問題が、なぜ屋根の値段に?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、屋根工事で使われている材料の多くは、石油を原料としています。

1.アスファルトルーフィング:屋根材の下に敷く防水シート。その名のとおり、原油由来のアスファルトが主成分です。

2.コーキング材・シーリング材:隙間を埋める防水材で、石油化学製品の一種です。

3.塗料:アクリル、ウレタン、シリコンなど、多くの塗料が石油由来の合成樹脂を含みます。

4.防水テープ・副資材:粘着剤やゴム素材の多くが石油由来です。
普段はあまり意識されない部分ですが、屋根の「見えない部分」ほど石油の恩恵を受けています。

だからこそ、原油価格が動くと、屋根工事の材料価格が連動して動く。
今回の中東情勢の影響が、こんなに早く現場に届いている理由はここにあります。




今、屋根のことで迷っている方へ

値上げや供給不足のニュースを見て、「工事を今進めるべきか、待つべきか」と迷われている方も多いのではないでしょうか。

ここで大切にしていただきたいのは、世界情勢と、ご自宅の屋根の状態は別の話だということです。

屋根の劣化は、国際情勢とは関係なく進んでいきます。
一般的にお伝えできる判断のポイントは、以下の3点です。

1.屋根の現状を正確に把握する:今、どんな状態なのかを知ることが第一歩です。

2.劣化の進み具合で判断する:劣化が進むと、工事の範囲も費用も大きくなることがあります。値上げの動きよりも、劣化の進行のほうが結果的に負担になるケースも少なくありません。

3.焦って決めない:逆に、大きな問題がない状態で「値上げ前に」と急ぐ必要もありません。
一番避けたいのは、ニュースの情報だけで判断してしまうことです。

一度ご自宅の屋根を専門家に見てもらい、現状を把握した上で判断する。これが、値上げ局面で一番確かな判断材料になります。



最後に──取材を終えて

今回、TBS『報道特集』という大きな番組で、中東情勢と屋根工事のつながりをお伝えする機会をいただきました。

遠い国の出来事が、私たちの暮らしや家にまで影響している。

そのことを、岩手の現場からお伝えできたことは、一人の職人として大きな意義があったと感じています。

これからも、現場で起きていることを正確にお伝えしていきます。





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施工エリアは岩手県全域です。盛岡市・滝沢市・雫石町・岩手町・矢巾町・紫波町・花巻市などの内陸エリアを中心に対応しております。
仙台市にも行きます。


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屋根は生活に無くてはならないものです。だからこそ安全性が高く、安心して暮らすことができる屋根をつくりたい。長年培ってきた知識・技術・経験をいかし、お客様のニーズに合った屋根づくりをご提供します。

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