Mybestpro Members

髙橋一久プロはIBC岩手放送が厳正なる審査をした登録専門家です

認知症の予防と未来医学(1)

髙橋一久

髙橋一久

テーマ:認知症予防「リコード法」

食事を変えて原因を断つ!

 65歳以上の認知症高齢者数と有病者の将来推計についてみると、平成24(2012)年は認知症高齢者が462万人と65歳以上の高齢者の約7人に1人(有病率15.0%)であったが、令和7年には約5人に1人になるとの推計もある。
 そんななか、認知症で最も多いアルツハイマー病患者の9割に効果が認められたというデータのある治療法が米国で報告された。それはアルツハイマー病の患者の脳にたまるアミロイドβというタンパクを減らす「リコード法」というもの。予防に生かすポイントも含め紹介したい。

 気になるリコード法のやり方だが、まずアミロイドβがたまる原因を推測していくところから始める。アミロイドβがたまる原因は多様で、一つでない。プレデセン博士は著書「アルツハイマー病 真実と終焉」のなかで「アルツハイマー病の病態生理は、少なくとも36個の異なるメカニズムが寄与しており、その一つだけで治療しても成功のチャンスはない」と述べている。
「屋根に36個の穴の開いた家を思い浮かべてください。穴のサイズはいろいろで、開いた原因もそれぞれ違います。この穴を修繕したり、小さくしたりして、安心して住めるようにするのが、リコード法です」
こう話すのは、約30年前から認知症研究に関わっている白澤抗加齢医学研究所所長(お茶の水健康長寿クリニック院長)白澤卓二医師。この穴の数や穴が開いた原因を推測するために行われるのが、血液検査やMRI検査などだ。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

髙橋一久
専門家

髙橋一久(高齢者サポート)

一般社団法人 シニア・総合・サポート(監事設置法人)

高齢社会での認知症対策と核家族化での各種支援サポート。金銭・財産管理、相続対策、死後の各種行政手続き・生命保険・葬儀・埋葬他関連業務の代行全般をワンストップで委任を受けることが可能。

髙橋一久プロはIBC岩手放送が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

単身者や、身内に頼れない高齢者のお悩み解決のプロ

髙橋一久プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼