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コラム
認知症を考える(4)
2021年5月31日
バリデーションに詳しい関西福祉科学部の都村尚子教授は「認知症高齢者が繰り返す行動の根底には、思いが上手く伝えられないもどかしさ」があると解説する。「介助を拒むのは、高齢者の防御姿勢の表れ」と語るのは、フランス発介護技術「ユマニチュード」の普及に取り組む、国立病院機構東京医療センター総合内科医長の本田美和子医師。視線や言葉、触れる技術などを総動員して「あなたを大切にしている」と相手に理解できる形で伝える。これらの技法の習得には専門の研修が必要だが、「介護する側がその考え方を踏まえて相手に寄り添うだけでも、認知症高齢者は驚くほど変わる」と語る。
認知症高齢者の中には、問題行動の理由で介護施設から精神病院へ入院するケースもある。精神科では行動・心理病(BPSD)を薬物療法などで取り除こうとする試みが多い。BPSDは「周囲の環境に適応できないことを訴えている状態」。施設などはコミュニケーション技法などを採用し、患者の隠されたニーズを示す貴重なサインと受け止める観点からの対応が、まずは必要だと精神科では訴えている。薬に頼りすぎない為にも有効な手段と思われる。
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