岩手は脳卒中死亡率ワースト１　～　いつまでも健康でいたい！＠岩手盛岡　～

日本人の主な死亡原因について厚生労働省が分析した「人口１０万人あたりの脳卒中の死亡率」で、岩手は男女ともにワースト１になってしまいました。
平成２３年に岩手県で脳卒中が原因で亡くなった人は２３００人余りに上っています。
その原因の一つと考えられているのが塩分摂取量の多さ。
岩手県民の１日平均の食塩摂取量は１１.８グラムと、全国平均より１グラム以上も多く、全国でもっとも高い値です。
ニュースで見た人も多いのではないでしょうか？毎月28日に「いわて減塩・適塩の日」というものまで設定されました。とても身近な話題ですね。

今回のコラムは趣向を変えて健康について考えてみます。

○脳卒中とは

「脳卒中」にはいくつかの種類があります。大きくは脳の血管がつまる「脳梗塞」と、脳の血管が破れて出血する「脳出血」や「くも膜下出血」に分けられます。脳卒中の患者のうち、日本では4分の3を「脳梗塞」が占めています。
脳卒中の患者数は現在約150万人といわれ、毎年25万人以上が新たに発症していると言います。
また、脳卒中は、がん、心臓病に次いで日本における死因の第3位となっていて、しかも、「寝たきりになる原因」の3割近い27.7％が脳卒中などの脳血管疾患というデータもあります（平成13年国民生活基礎調査）。

○脳卒中はなぜ起こる

脳卒中が、全く健康な人に起こることはまれで、多くのケースは何らかの病気が起因しています。例えば、通常の血管は一時的に血圧が上がっても簡単には破れません。しかし、高血圧が長く続くと脳の動脈に少しずつダメージを与え、最後には破れたり詰まることになります。
脳卒中を引き起こしうる要因は「危険（リスク）因子」と呼ばれ、高血圧・糖尿病・高脂血症・心疾患・生活習慣病などが挙げられます。
特に高血圧は脳卒中の最大の危険因子です。男女とも血圧値が高くなるほど、発症率が急激に高くなっています。

では、この脳卒中を防ぐにはどうしたら良いのでしょう…？
それは次のコラムで


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