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森欣史

遺産相続の手続きと遺言書作成をサポートするプロ

森欣史(もりよしふみ) / 司法書士

金沢みらい共同事務所(森司法書士・行政書士事務所)

コラム一覧:遺言の失敗編

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遺された母の面倒をみるなら遺産を与えるという遺言は有効か?

2014-08-29

 例えば、「私が死亡したら、自宅は長男に遺贈する。その代わりに、年老いた母さん(遺言者の妻・受遺者の母)の介護をすること。」といったように、遺言で財産を誰かに与える際に、その見返りとして「もらう側...

「私が死んだら譲るよと」約束していた物が、他の人に贈与されてしまったら?

2014-08-22

 今回もコレクションの承継についてのお話です。ただし、前回は「欲しくないものの遺贈を受けた場合」でしたが、今回はその逆で「欲しいものの贈与を受けられなかった場合」についてです。 さて、前回は「...

自分が収集してきたコレクションを、誰かに引き継いで欲しい場合は?

2014-08-08

 前回は主に「包括遺贈」についての説明をしましたので、今回は「特定遺贈」についての説明です。特定遺贈とは、文字通り、遺言者が遺言によって特定の物や権利または一定額の金銭を受遺者に与えるものです。...

遺産を成年後見人に与えることができるか?

 認知症や知的障碍などの理由で判断能力(事理弁識能力)が不十分な人は、自分では不動産や預貯金などの財産を管理したり、事業者と介護などの契約をしたり、遺産分割の協議をしたりすることができない場合があ...

「遺言信託」の費用は遺産から差し引けるか?

2014-07-18

投資信託

 最近は、遺言信託(いごんしんたく)という用語を、新聞や雑誌などでよく見かけるようになりましたが、この「遺言信託」には2つの意味があります。法律用語としての遺言信託とは、遺言により信託を設定するこ...

沈みゆく船の中で遺言をすることができるか?

2014-07-11

 前回の続きです。今回は、前回説明した「死亡危急者遺言」以外の3種類の特別方式の遺言について説明します。なお、いずれの方式の遺言についても、遺言者の死亡後には家庭裁判所で検認を受ける必要があります...

死ぬ間際に遺言をする場合の方法は?

2014-07-04

 これまで「自筆証書遺言」「公正証書遺言」「秘密証書遺言」についての解説をしてきましたが、この3種類の遺言を普通方式の遺言といいます。 民法967条では「遺言は、自筆証書、公正証書又は秘密証書...

秘密証書遺言とは何か?

2014-06-27

 これまでに自筆証書遺言と公正証書遺言の解説をしてきましたので、今回は秘密証書遺言について解説をします。秘密証書遺言は、遺言者が自ら作成し、または他人に代筆してもらった遺言書に署名押印をした上で封...

遺言をする際に、利害関係者が立ち会っていたらどうなる?

2014-06-06

 前回は、公正証書遺言の証人について説明しましたが、証人の役割は重く、かつ、中立であることが求められます。そのため、誰でもいいというわけにはいきません。民法974条では、以下の者は遺言の証人又は立...

公正証書遺言の作成時に証人が遅刻していたら?

2014-05-30

遺言書 作成

 これまでのコラムでは公正証書遺言が無効になってしまうケースを紹介しましたが、それでも、自筆証書遺言と比較すれば、公正証書遺言の方が相続争いの防止や財産の名義変更の利便性などの点では、優れていると...

公証人が読み聞かせた遺言に、本人はうなずいただけの場合は?

2014-05-23

 通常よく行われる遺言としては、自筆証書遺言と公正証書遺言があります。このうち、自筆証書遺言の方法や長所・欠点についてはいままで説明してきましたので、今回は公正証書遺言についての説明をしたいと思い...

内容が複雑すぎる遺言は無効になることも?

2014-05-16

 遺言をするには、ある程度の判断能力(遺言能力)が必要となります。民法961条は「15歳に達した者は、遺言をすることができる。」と定めています。なぜ「15歳」なのかというと、もともとは、明治時代に...

遺言に「これが最後」と書いたら、以降は変更できるか? 

2014-05-09

 遺言は、遺言者に遺言をする能力があるうちは、いつでも自由に作成することができますし、すでに作成した遺言についても、何度でも変更することができます。これを「遺言自由の原則」といいます。これとは逆に...

遺言の「撤回の撤回」は認められるか?

2014-05-02

 遺言を撤回する遺言が、さらに撤回された場合には、どうなるのでしょうか? 元に戻って最初の遺言が復活するのでしょうか? この点、民法1025条では「前三条の規定により撤回された遺言は、その撤回の...

遺言書が破られた状態で発見されたら?

 遺言書が破損した状態で発見された場合には、その遺言の形式や破損した程度、破損に至った経緯によって、扱いが異なってきます。 まず、公正証書遺言の場合には、原本が公証役場に保管されていますので、遺...

この専門家が書いたJIJICO記事

相続増税で注目「生前贈与」の正しい活用法

相続増税で注目「生前贈与」の正しい活用法

2014-01-29

相続税

2015年1月の相続税の基礎控除額引き下げに伴い、生前贈与への関心が高まる昨今。暦年贈与や相続時精算課税制度の利用が挙げられるが、注意点も。知っておきたい生前贈与の活用法について司法書士が解説。

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