過敏性腸症候群（IBS）の漢方薬

2013年5月23日公開 / 2023年9月5日更新

テーマ：漢方相談

コラムカテゴリ：医療・病院

コラムキーワード：漢方薬　効果

いつもコラムをご覧くださりありがとうございます。
白山市みずほ「漢方専門　福の樹薬局」薬剤師の伊藤です。

過敏性腸症候群

ストレス社会といわれる今、大人から子供まで男女問わずあらわれる病気に過敏性腸症候群という病気があります。
　過敏性腸症候群というのは・・・・
「病院の検査では腸に異常が無いのに腹痛を伴った便秘や下痢が続く症状」をいいます。
　過敏性腸症候群の症状の特徴は、
・腹痛がある
・便通異常がある
・腹痛や便通異常が続く
・体重や食欲にはあまり異常が無い
・腹部膨満感、便の残った感じ、
・お腹がゴロゴロする、ガスが多い
などがあります。

　原因としては・・・
・精神的ストレス
・累積疲労
・不規則な生活
　・食生活の乱れ
が挙げられます。

　腸の働きというのは、自律神経といわれる交感神経と副交感神経の働きが調節しています。副交感神経が優位になると働きが促進され、交感神経が優位になると働きは抑制的になります。
　　
　ストレスや生活の乱れというのはこの交感神経と副交感神経のバランスを崩れさせてしまうので、腸の働きに異常が引き起こされてしまうのです。

漢方薬で改善！

漢方では「心身一如」という言葉があるように、心と体を表裏一体としてとらえます。
ですから、体の不調和だけでなく心と体の不調和を整えることで症状を改善していきます。

　それでは代表的な漢方薬をひとつご紹介！

啓脾湯（けいひとう）・・・やせて顔色が悪い、食欲がなく下痢傾向、慢性胃腸炎、消化不良といった症状がある過敏性腸症候群におススメですよ。

漢方はすぐに症状を止めるというものではありませんが、腸のリズムを整えたり消化力を正常に導いてくれたりするので根本の体質から見直すことが出来るんですよ！時間は多少必要になりますが、下痢になったらどうしよう？便秘で苦しくならないかな・・・という不安からは解放されることと思います。

もし、症状だけでなく体質から過敏性腸症候群（IBS)を改善したい方は・・・
漢方専門　福の樹薬局にご相談下さい（初めてのご相談の際はご予約をお願い致します）
→ホームページはこちら

心と体のバランスを整えることで少しずつ症状を緩和、改善していきます。