滑舌を治す時期とタイミング　元アナウンサーのパーソナルレッスン　西宮

こんにちは。永田之子です。

カツゼツは就学前までに治すのが理想ですが、教室にお越しの生徒さんの8割はそれ以上の年齢の方々です。なるべく早い時期に治すに越したことはありませんが時期を逃してもあきらめずに訓練することで好転することができます。

以前小学校2年生のお子さまが教室にお越しになりました。カツゼツが悪いために男の子に冷やかされることが多いとお母様は心配なさっていました。

近くのボイストレーニング教室に通われたそうですが改善がみられなかったそうです。そんな中、半年たったころに「医療的な機関を受診なさってはいかがですか」と言われたといいます。この言葉を聞いて私はトレーナーの方に少し疑問を感じました。

カツゼツ矯正をはじめるときにはまずはじめに、その方に”聞こえ”の問題がないかを尋ねるのが普通です。
長引く中耳炎や何らかの聴覚の問題があると正しい発音ができません。人の話が正確に聞き取れているかを確認します。言葉を発する器官に異常があっても発音がうまくいきません。

口の中の機能の発達の遅れ、歯がない、歯並び、舌の大きさや長さ、上あごやのどの形、発音に関する器官の筋力の弱さなども原因であることがあります。

通常はこのような医療的な問題を解決してから一般の「ボイストレーニング教室」や「話し方教室」に通うことになります。

お母様は「子供の聞こえに少し不安がある」とおっしゃいましたので耳鼻咽喉科の受診をお勧めしました。その後病院から言語聴覚士を紹介していただき詳しい検査を行いました。

その結果医療的には全く問題がないことがわかりました。当教室で月1回のペースでしたが半年でカツゼツが直りました。今は小学5年生になりましたが何の支障もなくお話をすることが出来ています。

Q.レッスンのタイミングはいつ頃がいいでしょうか

A.3～4歳になるとほとんどの音がわかり出せるようになるのでこのころにトレーニングをはじめるといいでしょう。

Q.タイミングをずらしたのですがいつからはじめたらいいですか。

いつからはじめても問題はありません。幼児期と違い小学校以上の年齢になると、さまざまな物事の理解ができるようになります。そういう意味では私の言っていることをすんなりと理解してくれる分トレーニングが進みやすいということになります。

大人になってからでも、もちろん大丈夫。たくさんの方々が改善なさっています。お悩みを抱えている方はぜひ一度ご体験ください。


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■永田之子
元アナウンサー。国際儀礼資格による高度なマナー知識を持つ「話し方＆マナー講師」。色彩コーディネーターなどの資格も保有し、相手に好感を持たれるマナーやコミュニケーションの指導を行っている。クライアント一人ひとりへ丁寧に寄り添う個人指導が好評。アナウンサー時代に培った洗練された話し方や、マナーの深い知見が高く評価され、セミナー講師、司会者、本の監修者としても活躍中。

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