はじめての保護者会 自己紹介のポイント 話し方・マナー講師永田之子
こんにちは。元アナウンサーの永田之子です。
教室にお越しの生徒様から子どものカツゼツについての相談を受けました。
こどもが正しい発音ができないという場合まず考えなければならないことは”聞こえ”の問題です。
長引く中耳炎や何らかの聴覚の問題があると正しい発音ができません。人の話が正確に聞き取れているかをまずは確認しましょう。言葉を発する器官に異常があっても発音がうまくいきません。
口の中の機能の発達の遅れ、歯がない、歯並び、舌の大きさや長さ、上あごやのどの形、発音に関する器官の筋力の弱さなども原因であることがあります。
このような場合には状況に合わせて小児科、耳鼻咽喉科、歯科、小児歯科などを受診します。診断により「言語聴覚士」というスピーチセラピストを紹介してくれる病院もあります。
ただ言語聴覚士の数は少ないので予約がなかなか取れなかったりすべての病院で紹介してくれるとは限りません。ほかに「言語外来」「ことばの外来」を設置している病院もあります。
レッスンをしていて「かさ」を「かちゃ」と言うお子様がいらっしゃいました。原因は舌先の形と舌先を置く位置にあります。
「さ」を出すときには舌先を縮めずに水平に平たくのばして上の前歯に近づける(くっつけない)ようにすると正しい音が出ます。正確な音を出すときには正しい唇の形、舌の位置、口の開け方があります。「さ」の場合には舌の位置が一番重要で位置を変えるだけでとたんに求めていた音が言えることもあるので試してみましょう。
サ行の舌の位置
「サ、ス、セ、ソ」を出すときには歯を軽く閉じ舌を平らにして上の前歯と歯茎から舌を少し離しすき間を作り発音します。
「シ」を出すときにも歯は軽く閉じますが歯と歯茎から舌を離して喉側に舌を引き前部の歯茎硬口蓋※の位置に置きます。唇は横に長く引きます。
※歯茎硬口蓋
舌先で上あごを喉の方にたどっていくと柔らかい部分があります。その手前の硬い部分です。
医療として全く問題がないのにカツゼツが悪い場合には次のような理由が考えられます。
・姿勢が悪い
・口周りの筋力が弱い
・口の開け方が小さい、間違っている
・呼吸法が間違っている
・舌が上手く動いていない
・舌の位置が間違っている
カツゼツは日々のトレーニングで改善が期待できます。4~5歳になると日本語の音のほとんどが言えるようになります。
トレーニングをはじめるならばこのころがタイミング。活発なコミュニケーションがはじまる就学前までに正しく発音できるようになるといいでしょう。
■体験レッスン 対面・オンライン
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実績
千葉県警察本部 警察官への講話 2018年 2019年
千葉県公立学校教頭会 教頭先生への講話 2022年
演題例 『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』
■永田之子 YUKIKO NAGATA
話し方・コミュニケーション教室「TALKNAVI」代表
元アナウンサー
マナー講師(マナープロトコール資格)
婚活カウンセラー
全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングを20年間で10,000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。
■ホームページ→http://talknavi.jp