あがり症の克服法 話し方&マナー教室「TALKNAVI」西宮・芦屋・神戸
先日お越しになった医師のS様は学会で10分ほどの発言の途中で、毎回気分が悪くなり過呼吸のような状態になるというお悩みを抱えていました。
対策を見つけるために原稿をお持ちいただき本番と同じように読んでいただきました。
原因がわかりました。
・声が小さい
・原稿に句点が少ない
・読むときに間(ま)を入れていない
・読むスピードが速すぎる
・内容を詰め込みすぎている
声が小さいと緊張感が高まります。第一声を大きな声にすると自信が湧いてきます。大きな声が出しにくいという方は第一声で明るく元気な声を出すようにしましょう。
原稿に句点が少ないということは「息つぎ」のタイミングが少ないということです。当然息つぎをすれば間(ま)ができます。その間(ま)を使って呼吸を整えたり次の原稿の内容を確かめることができます。余裕があれば周りを見回すこともできるでしょう。
それをしていないのでS様は息苦しさを感じたのではないでしょうか。
また”読むスピードが速い”ということは同じ時間内にたくさんの文字数を読むことになります。当然読む文字数だけの疲労を感じることになります。文字数を減らすことも大事です。
理想的に読むスピードは1分間に300文字と言われています。誰が聞いても理解できるスピード。原稿を作るときにはこれをもとに文字数を微調整するようにしましょう。
与えられた時間内に”伝えたいことだけを最小限に絞る"ことでわかりやすく密度の濃い内容になります。あれもこれも詰め込むのではなくシンプルな原稿を作ることもあがり防止につながります。
最後に”言いにくい言葉を言いやすい言葉に換えておく”という裏技をお伝えしましょう。
「させていただく」→「いたします」
「目指す」→「目標にする」
「実施する」→「行う」
サ行やタ行は言いにくい言葉の代表です。言いにくい言葉は人によって違うので事前に確認をするといいでしょう。
どんなに優れた話し手でも間を取らずに10分間も話し続けたら、息苦しさを感じます。聞いている人たちも同じように感じているはずです。
人前で話すときには原稿の内容をシンプルにつくり、呼吸を整え、ゆっくりと話すように心がけましょう。
■体験レッスン 対面・オンライン
元アナウンサーの話し方&コミュニケーションの個人レッスン
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実績
千葉県警察本部 警察官への講話 2018年 2019年
千葉県公立学校教頭会 教頭先生への講話 2022年
演題例 『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』
■永田之子 YUKIKO NAGATA
話し方・コミュニケーション教室「TALKNAVI」代表
元アナウンサー
マナー講師(マナープロトコール資格)
婚活カウンセラー
全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングを20年間で10,000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。
■ホームページ→http://talknavi.jp